蝶が寄り添い
僕の鎖骨を食む

知らぬまに膿む頬の鱗
きっと薄群青の色をしていた

軋む夢が群がり
僕はもう呼吸もままならない

どうか、

色彩を喪う
爪が先から腐る
たわんだ視界であの子

嗤っていたかもしれない。

蝶が寄り添い
僕の背骨を呑む

知らぬまに病む青の莞爾
そっと淡藤色の硝子で裂いた

孕む咽も潰して

肺の中で雪が積もる
どうか、

居なくなって。


 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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青む聲色

閲覧数:92

投稿日:2012/04/04 11:38:30

文字数:192文字

カテゴリ:歌詞

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