ここは、どうぶつたちがげんきにくらすばしょです。
でもここには、ないているうさぎさんがいました。

そこにやってきた、いもむしくんが
ないているわけをききました。

うさぎさんのむらでは、まいとしはるに
いちばんかわいいどうぶつをきめる
おまつりをやっています。

でもうさぎさんは、いじわるなねこさんや
きつねさんにおかあさんからもらったリボンを
すてられてしまいました。

おかあさんからもらった、かわいいリボンで
おまつりにでられなくなってしまったので
かなしくなって、ないていたのです。

いもむしくんは、いっしょにかわりのリボンを
さがしてあげようといいました。

うさぎさんといもむしくんは、さまざまな
ところにいってリボンをさがします。

やまのふもとで、ヘビにきいても
うみべのむらで、セイウチにきいても
きたないまち で、カラスにきいても
リボンはみつかりません。

しょんぼりしていると、おしゃれなふくをきた
ぞうのおばあちゃんをみつけました。
おばあちゃんは、ころんであしにけがをしてしまい
しかもそこに、ちいさなとげがささっています。

いもむしくんは、あしのとげをさがしてぬいてあげました。
うさぎさんは、おばあちゃんをささえながら
いっしょにあるいていきます。

そしてぶじ、おばあちゃんのいえにつきました。
おばあちゃんは、なかよしなふたりのおかげで
たすかったと、おれいをいってくれました。

そうこうしているうちに、きせつがめぐってさむくなりました。
いもむしくんは、ふゆじたくをしなければなりません。
うさぎさんはそのあと、ひとりでリボンをさがします。
ときがたって、すっかりはるがきても
うさぎさんのリボンはみつかりません。

いけでためいきをついていると、うさぎさんのみみに
ちょうちょがとんできて、とまりました。

うさぎさんは、じぶんのかおをもういちどみます。
こんなかわいい、リボンがあったら
おまつりにでられるのにとおもいました。
するとちょうちょが、ひさしぶりだとはなしかけてきます。

うさぎさんはおどろきました。なんととまったちょうちょは
リボンをいっしょにさがしてくれた、いもむしくんだったからです。

いもむしくんは、ふゆからはるにかけておおきくなり
かわいいちょうちょくんになりました。

うさぎさんは、ちょうちょくんに
リボンのかわりになって、おまつりにでてほしいと
おねがいをします。
ちょうちょくんは、それをわらってうけいれました。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

リボンのともだち 前編

昔、紙芝居を作るイベントがありそこで
作ったお話をリメイクしました。

絵本っぽいお話を意識して書いたので
ひらがなばかりで読みにくいのは
許してください。

閲覧数:86

投稿日:2020/05/08 21:26:31

文字数:1,049文字

カテゴリ:小説

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