A
灰色の空に投げつけた いつか彼がくれたキーホルダー
咲く花の白を睨みつけ 泥にまみれた靴で踏んだ

B
忘れ去られたような部屋の中 邪魔なブラウスなら脱ぎ捨てて
赤い赤いリボンをほどいたら 首に巻きつけ締めた 可笑しいね

S
生きても生きても絶望中とか言ってはベッドに転がっちゃって
苦しい?愉しい?独りきり!
足りないのは酸素だけじゃないの

ほら、一二の三四で絶叫中「セカイで今一番 幸せ!」
叫べど叫べど劣等感 侭 リボンが千切れて ほどけた

A
身体をシーツに投げ出して
荒れた部屋をただ眺めてた
隅に埃が積もるように
募る惨めさが嫌いだった

B
窓の向こう 烏が鳴いている まるでワタシの手先のようね
塵(ごみ)を漁る 嘴(くちばし)の音色が
酷く心に響いたーー始めましょう。

S
空虚な身体(うつわ)を荒そうと 拾い上げて翳したカッターナイフ
零れた滴 ルビー色
また涙の代わりに落ちてった

嗚呼、何千回でも繰り返し 傷を付けた手首は赤黒くって
ワタシの心も同(おんな)じ また 弱さに痛みを重ねんだ

C
壁にナイフ刺してみたら 深い傷を遺した
だけど胸に当ててみても 心臓に届かない

S
気づけば小雨が降ってきて 窓の外の烏も飛び去った
薄暗い部屋で独り 掌に爪を立てている

此処まで来ても終わらない
傷だらけの戦争(レース)に嫌んなっちゃって
日陰の敗者はいらないから
ワタシをワタシで壊そうか。

S
生きても死んでも絶望感とか言っては腹部を刺しちゃって
苦しい?愉しい?独りきり!
もうココロが破ける寸前だ

まだ失血量には程遠いけど空も飛べるような気がして
一二の三死 自浄症状
嗚呼、息を詰まらせ嗤ってた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

自傷少女の自浄症状

胸の傷を癒す術なんか知らない。
だからワタシは、手首に傷を増やしていくの。

採用ありがとうございます!
ちょちょりんさんの歌詞募集(http://piapro.jp/t/3DYZ)に応募させていただいたものです。前バージョンにひらがなの譜割りを置いています。

早口言葉みたいなタイトルですが、変更は可能です!

(一応ヤンデレタグをつけていますが、ヤンデレというよりはメンヘラです)

閲覧数:1,169

投稿日:2014/06/22 19:23:50

文字数:724文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました