1
貴方が林檎を
口にしたのはいつのことか
隣いたはずが知らぬ愚行
悔やめど戻れはしない
どれほど変わろうとも
私から消えぬ過去の貴方
差し出された紅い誘惑を
受け取れば消えるのか
──イヤよ
<サビ>
例え世界から弾き出されても
私はそばにいる
同じにはなれなくとも
今は毒入り果実に口づけを
2
私が林檎を
口にするのはいつのことか
隣いればいただけ過(よぎ)る終末
香りに酔いそうになる
どれほどそばにあろうとも
高き壁そびえる今の貴方
突きつけられた甘い背徳を
享受すれば壊せるのか
──ダメよ
<サビ>
いつしか貴方から愛想尽かされても
私はそばへゆく
同じでは救えないから
決して毒入り果実は齧らずに
アダムとイヴのように二人きりならばよかった
大切なものは一人だけでいられた
<サビ>
例え世界から消えそうになっても
私はここにいる
後を追えなくなろうとも
せめて毒入り果実に口づけを
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