まるで軽薄 擦り切れそうな“本当”しか見つけられない
蹴り崩す塔から 飛び散ったは気休め
囲う街 築くは 解れ糸で縫い合わせた言葉の、
幾許も無いような残りの幾何学と
四つ角の物差しで さぁ謀ってみせてよ
増えたような素振りで消えた影の数も
時計の針に絡めて その場しのぎがいいの
まるで重厚 工場の窓 “嘘”の紫煙を吐き出している
氾濫する来し方 偽分のち気紛れ
辿る標 侵すは 引っ張り出したエンドレステープの残骸
錆び付いた目蓋と 閉め切った両耳と
破れそうな足元も 覗かせてくれない
帰り道失くした 基数は迷うだけ
戯にさえ逃げられた 立つ瀬も無いこの瑣末
鬨の声が枯れるちょうどその頃
空谷の跫音が膝をつく前に
何もを賭して…と、それで満足かい
寂しいなら 遊び事を好きなだけ
目を細めろよ 皮剥きはもういい
用意はいいか、表の右の後ろ
「何も知らない」それじゃあサヨナラだ
哀しいなら会うこともないね 二度とは
手の鳴るほうへ行く 取って喰われに行く
ここは何処だったか 君は誰だったか
どうでもいいことばかり 忘れてしまった様
夜の色をしている 目隠しの嘘/本当
片手間の口先から 巻き戻して“最初”へ
【コラボ】 共線の踊り場にて 【曲つきました!】
※前のバージョンに読み記載。
さらにその前に改変前の元歌詞もあります。
曲付きました!> http://piapro.jp/content/23csbapnefratg0y
『嘘と本当、街の中、アリアドネの糸はどこ。』
曲を聞いて思いついたこれらのキーワードから展開させてみました。
敬愛するsgfl様が歌詞募集曲を投稿されたとのことでいてもたってもいられず書かせていただきました。
歌詞・アレンジ違いがたくさんある素敵な企画・楽曲です。
タイトルは当初、歌詞のイメージそのままにisolation(隔離の意)としておりましたが、制作過程でsgflさんとお話させて頂きながら、最終タイトルを頂きました。
どうにもしっくりくるタイトルが出ない、と悶々としていましたが、sgflさんから出して頂いた候補のうち、この「共線の踊り場にて」が私自身のイメージともとても合っていました。
大好きな楽師様の歌詞募集曲に応募できただけでなく、アレンジ・タイトルなど、こちらの意見も取り入れつつ、こんな素敵な楽曲を完成させて下さったsgflさんに本当に頭が上がりません…。
こんなタイトル、自分じゃ思いつけなかったですが、決定までに挙がったどの候補よりしっくりきていると思います。
また歌詞についても、一部字数が合っていない個所があり、わがままを言って修正させて頂きました。改変したことで以前より乗りがよくなったと、自分では思っております。
とにかくsgflさんはすごいだけでなく素晴らしい方、と何度も思わせられるコラボでした。
ご本人はもちろん、楽曲もとても素敵ですので是非お聞きくださいませ!
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