【独自解釈】 野良犬疾走日和 【青犬編#24】

投稿日:2009/12/13 20:13:54 | 文字数:4,496文字 | 閲覧数:216 | カテゴリ:小説

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最近いろんなことを考えすぎて頭パンクしそうな作者が通ります←
普段あんまり考えて過ごしてないせいで知恵熱出そうだよ!(何歳だ
一回下げたら心優しき相方がこっちに合わせてくれると言ったので再び投下しにきた次第です。

さて・・・そんなやつがお送りしてます青犬編#24。
このかいとくん、これが素だというのだから本当に男かと聞きたい。
どうしよう、このかいとくんになら男らしさで勝るんじゃないかと思ってしm(ry
男なら、言う時ははっきり! やる時は徹底的に!目の前に壁があるならぶち壊してでも進む! 終わりは潔く!・・・とかそういう風にいろいろ思ってるから、かっこいい男ってのが書けないわけだな。
普段はあんまり考えて行動しないのですが、変なところで長ったらしく考える癖があるんだぜ。
もうちょっとすっきりした思考で書ければいいのにー。
・・・全く本編と関係ねぇなww
そんなわけで次回予告。
何と、次回で終わりとなりました。
長かったような短かったような・・・相方にとってはすごく長かったんじゃないかと思いますが、引きずり回してごめんよ、と言いたい。
最終話もお付き合いくださればと思います。

さてさて、赤くなって超絶可愛いめーちゃんは紅猫編で!

+++

「紅猫編」を書いているコラボ主犯
つんばるさんのページはこちら → http://piapro.jp/thmbal

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TEXT
 

!!!Attention!!!
この度、ボス走らず急いで歩いてきて僕らを助けてPの「野良犬疾走日和」を、コラボ(二人)で書くことになりました。
自分が書く「青犬編」とつんばるさんの書く「紅猫編」に分かれております。
原作者様には全く関係なく、そして勝手な解釈もいいところで、捏造だろうと思われる部分もあると思います。
そういった解釈が苦手な方はブラウザバック推奨。
なお、カイメイ要素を含みますので、その点にもご注意ください。

大丈夫だよ!寧ろバッチ来い!の方はスクロールで本編へどうぞ。








【独自解釈】 野良犬疾走日和 【青犬編#24】





 繋がった手から伝わってくる温かさに疲れなんて吹っ飛んでいたのだが、未だに不安だけは拭えなかった。一瞬感じたあの違和感は何だったのだろうか。何か大切なことを見逃しているような・・・想定外のことがまた一つ起こってしまったような・・・そう、計画のほんの僅かなズレを目の当たりにしてしまったような・・・妙な感覚だ。
 自分の中にしこりのように残っているものを何とか押し潰そうとしているのだが、どうにもその奇妙な感覚はなくならない。大して勘が鋭いわけではないのだが、どうにも今回のこれは何かあるような気がする。
 俺は何を見落としているというのだろうか。思い出せれば対処の方法も考えられるというのに、何も思い出せない。
 めいこは黙り込んでいる俺を不思議に思ってはいるだろうが、尋ねてこないということは、俺の中にある奇妙な感覚を覚えてはいないということだ。どちらかといえば彼女の方が勘は鋭い方だと思うから、それほど危機的状況に陥るような問題ではないということなのだろうか。
「・・・あー・・・もう・・・」
 気持ち悪い。喉に何かが引っかかっていて取れないような感覚だ。
 めいこは突然声を出した俺に、訝しげに眉根を寄せる。
「何か気になることでもあるの?」
「んー、それが何なのかわからなくて考えてるんだけど・・・」
 首を傾けて低く唸りながらどうにかその答えを探そうとするが、俺の頭の中にその答えが出ることはなかった。俺がそんなことを言ってしまったからか、めいこも気になってしまったようで、考えるような素振りをしている。
「・・・気持ち悪いわねえ、早く思い出しなさいよ」
 当然めいこに思い当たる節などあるはずもなく、諦めたような声色で言われた。期待はしていなかったが、その言い方はちょっと酷い。まるで、俺自体が気持ち悪いみたいじゃないか。
「気持ち悪いって・・・」
 むっとした表情を向けると、めいこは俺の顔を暫く睨んだ後で小さく吹き出した。
「もう、何にしても、別にいいじゃないの。きっと何とかなるでしょう?」
「・・・ちょっと前のめいこの口からは出なかった言葉だろうね、それ」
 苦笑交じりに吐き出し、考えるのが急激に馬鹿らしくなって全て投げ捨てる。めいこは「そうかもね」と笑いながら言った。どうやらもう過去の自分とは決別することを誓ったようだ。
 付きまとう妙な感覚が何なのか・・・確かに、考えるだけ無駄かもしれない。本当にめいこといると、何でも乗り越えられるような・・・そんな気もする。
「それにしても・・・さすがにちょっと恥ずかしいな・・・」
 もう十分特訓を重ねてきたからか、この姿で動くことには慣れているのだが、こうも周りからの視線を浴びたままというのは落ち着かない。どうせならやはり特訓の成果を見せて歩いた方が良い。
 めいこに視線を向けて見ると、目をぱちくりとした後でくすくすと笑われた。
「今更気付いたの?」
「いや、だって今まで考える暇なかったから・・・」
 笑いながらも若干呆れた様子のめいこに苦笑しながら返す。今になって視線が気になり出したのは、今まで思考回路のほとんどを占めていた不安をめいこの言葉が綺麗さっぱり吹き飛ばしたからだ。
 ここから先は狭い道を通るよりも大通りを通った方が早いからと大通りを走っているが、さすがに人が多くて子どもたちが俺たちを指さしているのがとても気になる。それに、今まで練習をしていたせいか、人から見られているとうずうずしてしまう。先輩たちに鍛えられたせいなのだろうか。人を喜ばせることがどれだけ楽しいことか、教えてもらったからなのだろうか。
「ねえ、確か――めいこは歌上手だったよね」
 俺の言葉に、走っているめいこの口から「え?」と少し辛そうな吐息と共に声が漏れる。
 別に今言わなくてもよかったのに、と自分でも思ったが、もう言ってしまったのだから仕方ない。めいこの表情はこの言葉の真意をはかりかねている様子だし・・・今更なかったことにもできないか。今日は何だか余計なことを言ってばかりのような気がする。そんなことを思いながら頬をかいた。
「これから二人でさ、興業団みたいにやっていけたらいいのになぁって・・・ちょっと思ったんだ」
「・・・それ、今言うこと?」
 厳しい言葉に、「ですよねー」としか返すことができない。それに、めいこなら興業団の真似事をしなくても、十分お金をとれるような力があるだろう。俺には才能とかそういうものが欠けているから大したことはできないが。
「全部逃げ切ってからの話でしょう。でも、悪くないかもしれないわね」
「だよねー・・・・・・え?」
 苦笑しながら同意を示した後で、我が耳を疑った。慌ててめいこの表情を確認してみるが、その瞳は特にその言葉について何の感情も浮かべていない。もう一度聞いてみたいところだったが、聞き返すと怒られそうな気がして、これ以上余計なことを言う前にと口を閉じた。
「やだ、冗談に決まってるでしょ」
 ふと漏れためいこのその言葉に、俺は一瞬反応できずにかたまった。うん、まあそうだよね。そうだとは思っていたんだけど。
 そんな沈黙に戸惑ったように「え、冗談、よね?」と、本当だったらどうしようという具合に聞いてくるめいこに、俺は「冗談だよ」と慌てて応える。
 こんな不安そうなめいこを見て・・・実際半分以上本気で言いました、なんて言えるわけがない。少し考えが足りなかったと反省しながら周囲に目を馳せる。しかし・・・こういう服を着てみなければ、こんなに自分に向けられる視線を気にしたことはなかった気がする。ある意味、新しい世界を見たような感覚だった。

「っ、ところで・・・ちょっと、聞いていい?」
 周りからの視線を気にしつつ走っていると、息を乱しながらも掠れかけた声でめいこが尋ねてくる。
 やっぱり女の人に長い距離を走らせるのは酷だったかもしれない。今更そんなことを思いながら「何?」と聞き返す。もしも本当に無理そうなら俺が抱えて走ればいいだけのことなのだが。そんなことを考えているとは思っていないのだろう、めいこが息を整えようとしながら口を開いた。
「今っ・・・どこに、向かってるの?」
 耳に入ったその言葉に、思わずきょとんとしてしまった。どこって、俺はちゃんと最初に・・・。そう思って走り出した時のことを思い出してみるが、そう言われてみれば言っていなかったかもしれない。ということは・・・何も知らないままのめいこを連れ回していたということになる・・・何て酷い男だ、俺は。
「・・・・・・俺、言わなかった?」
「聞いてないわよっ!」
 あれ、おかしいな。言ったつもりだったんだけど。そう言うと、めいこに頭を叩かれた。
 この程度の痛みなら普通に我慢できるようになったのだと思うと、先輩の顔が思い浮かんでぞっとした。あれに比べればめいこの力なんてほんの些細なものだ・・・じゃなくて。
「ここにはもういられないから・・・とりあえず、駅に。汽車に乗ろうと思ってる」
「じゃあ、あの街に戻るの?」
 間髪入れずに尋ねてくるめいこに、俺は軽く首を横に振る。
「俺も本当はすぐ帰りたいんだけどね。俺の家の方まで手が回るかもしれないから、すこし寄り道して行くよ。どこかの駅で一度降りて、おばあちゃんかりんちゃんとれんくんに手紙でも出して、様子見ながら帰ることにしよう」
 まあ、これもるかさんの入れ知恵なんだけどね、と付け足して笑う。
 まったくもって、るかさんという人はどこまでも先を見通して、全ての一歩前を行く人だ。無鉄砲な俺だったら、このまま一緒に帰ろうとしていたことだろう・・・無鉄砲と言うよりは・・・ただの馬鹿なのかもしれないが。
 とにかく、今はちゃんとめいこと相談してどこへ行くかを決めるのが先決か。
「行き先とか、特に決めてないけど・・・二人でゆっくりできるところに行けたらいいなあって。あ、温泉とかどう? 俺、一度でいいから有名な温泉、行ってみたいと思ってたんだ」
 自分で言いながら、我ながら良い考えかもしれないなんて頷く。疲れを癒すには温泉なんてもってこいだし、誰にも邪魔されずにゆっくり休めるはずだ。めいこもきっと・・・。
「か、かいとのばか・・・!」
「んえ?」
 うん、だよね、と言おうとしたのに、返ってきた言葉が正反対の言葉で思わず驚いてしまった。明らかに、言った時はめいこも乗り気な表情に見えたのに。
「何で? いいと思うけどな・・・温泉。ゆっくりできるし、きっと宿にも困らないよ?」
 いざとなれば俺がそこで働いて宿代を返せばいいし、その間にめいこは一人でのんびり寛げる。損な話はないと思うんだけど。
 何で俺は馬鹿と言われたんだろうと不思議に思っていると、ばしんとめいこの手が背中を叩いた。心なしかめいこの表情も赤い気がするし・・・やっぱり疲れが溜まってきたかな。そう思いながら前方に目を向けると、ちょうど駅が目に入る。
「あ、めいこ、駅が見えてきたよ」
 優しく言うと、めいこは何が不満だったのか、「言われなくたってわかるわっ!」と声を荒げた。本当に俺、何したんだ。
「・・・怒りんぼだなぁ、めーちゃんは」
 からかうように言うと、めいこの手が俺の手を振り解いてまた俺の頭に振り下ろされようとして・・・今度はしっかりその手を掴んで手を繋ぎなおす。さっきまで利き手で叩かれていなかったからそれほど痛くはなかったが、利き手で叩かれればそれなりに痛いだろうし。
 にこりと微笑むと、みるみるうちにめいこの顔が赤らんでいった。慌てて顔を逸らすめいこだけど、見え隠れする耳が赤いということまでは隠せない。
 まだ逃げてる最中だっていうのに、こんなに幸せでいいんだろうか。
 叫んだせいで更に辛そうに息を乱しているめいこを見ながら、そろそろめいこを助けてあげた方が良いかなと考える。でも、この様子だと、今手助けするとものすごい勢いで拒絶される気がするから・・・やっぱりもう少し頑張ってもらおうかな。
 どうやら俺は・・・とりあえずめいこに合わせて走りながらも、既に逃げ切ったつもりでいるらしい。俺の頭の中では、めいこと二人でのんびり昔のように笑い合って過ごしている姿が映し出されていた。




思いついたことをマイペースに書いていけたらいいなぁと思っている暇人。



2012
~1/ 3  ツギハギだらけの今(完結・全9話+α)

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