意味も 意義も 理由も 全て
置いてきた 光の境目に
その色彩を彩る境界線に
忘れてしまいそうな感情を乗せて
恋が終わったり
夏が巡ったり
花が開いたり
ちょうど そんな感覚
一言目 零れた言葉
「きれい。」
生き場を失った流離いの火
闇に抗い続けた人魂の夢
あらゆる仮説を呑み込んで
光る 蛍 光る 唯
恋を見つけたり
夏が始まったり
果実を食べたり
ちょうど そんな感覚
二言目 溢れた言葉
「…きれい。」
意味も 意義も 理由も 全て
置いてきた 光の狭間に
その幻を司る生命線に
意味一つ無いような感情を乗せて
きみをだきしめた
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