ある日 僕が 窓を開けると
いつものように庭には烏が
花壇 の中 土から生えた
白い手が 花弁(かべん)を開く

それに 僕が 水をあげると
いつものように花は震えてた
優しい ママに 僕は呼ばれて
パパと 朝 ごはんを食べる

些細なこと ママが一人
お花になって 綺麗に咲いた
なんでもない 日常の渦
パパは笑って ママにキスする

目玉焼きの 目玉 抉る
「行儀悪いわ」 ママは怒る
「いってくるよ」と パパが出てく
今日も静かな朝が始まる

窓を 開けて 花壇を見ると
いつものように庭には烏が
項垂 れてる 白い花には
黒い虫 が足を擦る

些細なこと ママは二人
お花のママが 枯れて垂れて
なんでもない 日常の渦
僕は笑って 水やりをする

牛乳残す ぬるり 白い
「大きくなれ」と パパが諭す
「いってらっしゃい」ママが手振る
今日も静かな朝が始まる

ある日 僕が 窓を開けると
パパが枯れた花の隣に
花壇 の土 堀り穴づくり
新 しい 花植えるらしい

「どんな花を植えるの?」と問う
パパは笑う「小さい花さ」
優しいママに僕は呼ばれる
些細なことなんてことない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Why?te flower

「日常の中に潜む非日常」
「とある日常の特異性」
を今回のテーマに絞り、
短編小説的ストーリー性を
求めて描いてみました。

かなりしっとりした単調で
静かな無機質なバラードを
イメージして書いています。
使う音も最小限に留めて、
ストーリーを中心に置いた
作品にしたいと思っております。

A→A→B→サビA→B→サビ→A→A
というちょっと変則的な
構成になっています。
Appendの生に近い優しい声が
理想的ですがそうでなければ
GUMIちゃんかレンでも構いません。


楽曲提供をして下さる方が
いらっしゃいましたら、
Twitterにて0sepasta宛に
声をかけて下さい。

閲覧数:104

投稿日:2011/03/23 00:52:38

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

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