足を引き離して
空を僅か飛んでみる
息を呑んで　直ぐに
蒼は真珠と混ざって

剥がれて行く　偽物の私
本当の私は　亡く
貴方が残す　私の像
イメィジは“人間”

泡は光を集めて　きらり
幻想Phantasmagoria
視界　貴方に塗られていて

想いというには多すぎて
愛というには小さくて
泡と対に　深く沈めばいい

最後　力を要れ
後悔　音は泣く
身体も心も浮上
想いは浮かばれず

泡は光を集めて　きらり
幻想Phantasmagoria
視界　貴方に塗りたくて

ぼやけて何も見えない
上も下も　わからなくて
貴方　私　一体何処にいたの

泡は光を集めて　きらり
幻想Phantasmagoria
視界　もうないけれど

想いというには重すぎて
愛というには足りなくて
泡と対に　深く沈んでゆく

～ひらがな～

あしをひきはなして
そらをわずかとんでみる
いきをのんで　すぐに
あおはしんじゅとまざって

はがれていく　にせもののわたし
ほんとうのわたしは　なく
あなたがのこす　わたしのぞう
いめいじは　これ

あわはひかりをあつめて　きらり
げんそうふぁんたすまごりあ
しかい　あなたにぬられていて

おもいというにはおおすぎて
あいというにはちいさくて
あわとついに　ふかくしずめばいい

さいご　ちからをいれ
こうかい　おとはなく
からだもこころもふじょう
おもいはうかばれず

あわはひかりをあつめて　きらり
げんそうふぁんたすまごりあ
しかい　あなたにぬりたくて

ぼやけてなにもみえない
うえもしたも　わからなくて
あなた　わたし　いったいどこにいたの

あわはひかりをあつめて　きらり
げんそうふぁんたすまごりあ
しかい　もうないけれど

おもいというにはおもすぎて
あいというにはたりなくて
あわとついに　ふかくしずんでゆく