オルタネイト歌詞

顔の亡い人が群れる
スクランブルすり抜け
人気無い通り選び
人喰いの目線避けた
濁って淀むソドムから
聴こえてくる囁きは
どうしたって抗えない秘密

薄っぺらな自分自身に
酔っぱらって勘違い
じゃれ合った思い出も
失くしちゃって雨宿り
曇ってしまった人生は
色や声も消え去って
気づけば流され
瀬戸際で惑う

苦しまぎれのデマで狎れ合って

甘い吐息 剥がれ堕ちた
僕の外面嗤ってよ
罪と愛の境界線は何処

今の僕にはわかんないな

キミに似た何かを愛したのは
鏡の中の醜い影

身勝手過ぎる欲望は
キミと僕を傷つけて
誰も彼も怪しいな、って
穿ってばっかじゃ苦しいや
ハイジャックされた意志と意識
狂ったように求めたのさ
そんな空騒ぎで誤魔化した

染み付いてしまった指先で
ジグザグに彷徨いながら
探し当てた温もりは
タダじゃないってわかってた
終わってしまえば空っぽさ
跡形さえ何もないな
荒れ果てた結末 嗤うしかなかった

六道の辻 何処にも往けないな

甘い吐息 乱れ堕ちた
昨日の僕はもういない
使い棄ての愛じゃダメなんて
わかってたんだ

「当たり前」に絡み憑かれ
馬鹿になり切れない僕は
醒めきった昏い部屋に遺され
寂しさはここに
棄てておけばいいさ
キミはもう僕を忘れたのかな