目閉じて
俯いて
そうすると
ほら聞こえるんだ
僕を笑う声

パックリと
空いた手首が
口になって
ケタケタと
笑うんだ

おかしいね
耳なんて
もうないのに
音なんて
もう聞こえないのに


ほらまた聞こえるんだ
僕を馬鹿して笑う声
どうしたら聞こえなくなるの?
ほらまた手首に穴があく


少しづつ
なくなっていく
僕だった
その部品
残ってるのは何?

いつからか
気づいたんだ
不良品ならば
ダメなところを
削ればいい

そうやって
削っていって
いつの間にか
どこを削ったのか
忘れてしまった


ほらまた見えるんだ
僕を見下す視線が
どうしたら見えなくなるの?
ほらまた目から赤い汁が


穴があいて
塞げなくなって
穴から
いろんなものが
こぼれ落ちて

もう何を
失ったのか
もう何を
削ったのか
わからないよ

どうして僕は
死ねないの?
たしかに
この喉を
ハサミで切ったはずなのに


ほらまた始まるんだ
憂鬱な毎日が
どうしたら死ねるのだろう
ほらまたダメだったよ



憂鬱な日々はこれからも
ずっとずっと続いていく
僕が目を覚ますまで
ずっとずっと続くんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

憂鬱少年的自死日常

朝からごめん
31

閲覧数:99

投稿日:2013/01/16 06:42:33

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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