体からこぼれた海の 還る場所もなく
暗い底へ沈んでく
喉を焼きながら 声を殺しながら
目に映るのは滲んでく朝焼け
ねえ君は知っていたの
こんな胸がふさがれるような思い
抱きしめてくれる人も
どこにも見つけられなくて
心を吐き出すことも
できなくて 溺れるように
何度そんな夜明けを独り迎えてきたの
残酷な月が無邪気に暴くのは
隠してたはずだった孤独な心
体からこぼれた海の ほんのひとしずくが
暗い底へ沈んでく
頬をぬらしながら 胸を冷やしながら
目に映るのは滲んでく朝焼け
明日なんてどこにもなかったね
また朝焼けに夜が溶けだしてく
00:00 / 03:43
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想