あやふやで不確かな言葉が澱のように積み重なっては
淀み、惑い、形をなくして喉の奥に溶けていく

あなたを語るに足る言葉は生憎、持ち合わせてなくて
戯けて口噤み笑っては、路傍の塵芥一つ蹴った

曖昧が募って
迷妄、渦巻いて
それでも伝えたくて
同じ言葉ばっかを切っては繋いでまた積み上げて崩して
もううんざりだ

正解がわからなくて愛想笑いを返すだけだ
悲しみと間違いばかり静かに落ちて積もる道だ


擦り切れ無感情な言葉が部屋の隅で折り重なっては
捨てることも出来ずに溜め込み、世界を灰に変える

揺蕩う虚言と静謐な目なけなしの笑顔繕っては
鋭利な言葉でひりつく胸、汗ばみ思考が燻った

感情すれ違って
懊悩絡みついて
もう何も言わないで
同じ言葉ばっかを聞いては破いて、耳塞いでは劈いて
もうたくさんだ

正解がわからなくて、ただただ視線落とすだけだ
虚しさと後悔ばかり、まとわりついて歩く道だ

字幕の出ない物語、モノクロームとあの日の唄
天使の通ったその後に、悲しい話を聞かせてよ


正解がわからなくて愛想笑いを返すだけだ
悲しみと間違いばかり静かに落ちて積もる道だ


正解を知りたくなくて強がるように笑うだけだ
伝えようとは思わない言わないこその想いだから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

言葉とエポケー

言葉とエポケーの歌詞

閲覧数:3,021

投稿日:2014/03/04 21:42:19

文字数:534文字

カテゴリ:歌詞

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