聞こえる
陽の渦　眠り

遠く聞こえる
霧の渦　眠る

乱立の夢　見える
紛い物の意識かかえ

言うほど煌めく事無く

小さく歩いてるうちに
遠衆の意図がひかりを劈く

いのちも川面　ゆれた陽
過度なる翳と見紛っているだけ

霓裳羽衣 乱しおちる
深なる深く______の__
なにか消えた
なにか増えた
有り得ぬという事象がみえた
随神に無いみのともしび
なにかきえた　なにかのいのち
ゆれるほのお　うれうきのうが
みえない

そこには何もなし

みえる物が消えてゆく
気づけないまま
その度　夜を重ね
陽にうたう

変化さえも忘れた
芥星のよう
きづいたらもう何も見えなくなってた


誰か見てくれる様に塗り潰した絵画
誰かの声を聞く様に広げた意識


聞こえる無意味が教える
いきていく意味
きえてゆく意味

求めた在処の淵に
どこにも残らない意識の行先

それなら何処に行けばいい？
新世界は何処にあるというの？

いあ
界に背く
塔の下

澆季末世
すこし待って
嫌いになったこころの終わり
山が消えた海が消えた
ほんのすこしの翳だけ増えた

見えた　消えた　また見えてきた
またみえたと思ったら消えた

答えが見えた
そんなことに気づかなかったんだ
自分のことなのに


ひかりふる反対側でないてるこが
どろどろにとけてゆく


あるけないのなら振り返るだけでいい
無意味とともに__が_______

ゆめにおちてゆく
とけてゆく

ねつのそこでうえを見下ろして気づいた
しんだ意識と新しい意識の夢
いま新世界はそこにあると知らせる