【A】
ねぇ もし ぼくがきえても
どうか 探さないでね
この声が記憶から
きっと先に消えるから

【B】
他人(ひと)の言葉が何より怖くて
群れを為して襲ってくるの
ひとりでいると考えてしまうし
誰かといても消えないの

【サビ】
そんな日は海に沈んで
ずっとずっと深く沈んで
ふあんのような形のない
大きく育った化け物を
とぷりとぷりと放すのだ

【A】
ねぇ もし ぼくがこわれても
どうか 見捨ててよね
この頭が動くうちに
きっと他所に向かうから

【B】
ゆらりと立ち込めてくる喪失感
もう何処ででも 泣けやしないや
いつでもあると信じてたものも
そんなはず ありやしないや

【サビ】
だからまた海に潜って
もっともっと長く潜って
誰も来ない場所を探しては
とぽりとぽりと呑み込んだ

【C】
ねぇ 語りかけた声は
一体 誰に届いてるの
あぁ 最初からここに
ぼくしかいないみたいだなぁ

【サビ】
明け方の海を掬って
いっそいっそ飲み干せたら
この心の内側も全部
きらりきらり光るのかなぁ

ずっと深くにもっと潜って
いっそぜんぶ飲み干して
海になった身体と心で
溶けてきえてしまえたらさ
しあわせだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

メテキル

アナグラム、だったり。

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投稿日:2019/06/20 19:12:24

文字数:509文字

カテゴリ:歌詞

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