水底ニテ貴方ヲ想フ【猫村いろは】

恋人にひどい仕打ちを受けた文学少女の歌。
大切にしていた万年筆を折られ、心無い言葉を投げつけられて、それでも彼を愛している己に絶望し、命を絶つと決める…。
「呪ってやるから覚悟しなさい」という暗くて黒い歌です。

作詞/作編曲：千聖

仄暗い水面に足を浸けていく
静かに消えゆくこの命

折れた筆描けぬ思いだけ抱いて
少しずつ深みへと沈んでく

揺れてる水底 遠くなる意識
もう戻れない日々
巡る想い出よ 冷めてく想いよ
深く深く沈め

描きたい書けない筆抱いて
水底に向かうこの想い
いつまでも自由に生かさない
この想い貴方に突き刺す

揺れて見える三日月が射す光を
描きたい気持ちもなくななり

滲んでくインクに交わる毛先が
水中に濁んで汚れる

描けぬ想いを 冷めてく想いを
知り打ちひしがれて？
向けた仕打ちを 冷めた気持ちを
後悔しても消さない

細く鈍く光る三日月に
復讐を誓い身を解き放つ
いつまでも自由に生かさない
この想い必ず晴らすわ

描キタイ書ケナイ筆抱イテ
水底ニ沈ムコノ想イ
イツマデモ自由ニ生カサナイ
愛シテル貴方ニ突キ刺ス