いつしか繰り返す喜劇
舞台に踊るハムレット
そこに誰の意思もないと
誰が気付くのか

言葉を持たぬ脚本家
台詞を持たぬシナリオ
存在の証明のように書き綴る
レーゼドラマ

傀儡の声 導く糸 紡いだ旋律
意思の宿る人形劇 
戯曲の幕が上がる

「幾億の歌声が響くこの世界で
 願うは貴方だけの五線譜
 溢れる[遁走曲]の洪水に溺れながら
 貴方に問いかける、その限界を。」


誰もが通るchodeに背を向けて
tempoの変わらぬその日々を捨てて
見慣れぬscale昇るその先で
この糸切り裂き新たな景色へ!


飽くまで続いた喜劇に
役者も人も去った
今も舞台を眺めるのは
人形と無名の物書き

-出来る限りの唯一を
 約束するから
 此処で綴るお前の詩、
 永久に響かせておくれ-


「幾億の歌声が消える世界で
 永遠の歌声を響かせるから
 貴方だけの[幻想曲]に包まれたなら
 私が残すから、その旋律を。」

――風に消えないように。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

マスターオブパペッツ

Music&Lyrics by Death Ohagi


ここまで来てくれた方に少し歌詞についてお話を。

喜劇=商業音楽シーン全体
人形=ボカロ
物書き=P

と置き換えて頂くとまた違った聴き方が出来るんじゃないかと思います。
遁走曲は主題をちょこっといじりつつ繰り返す形式の曲、
幻想曲は形式が自由な曲、という意味です。
商業音楽をdisってるわけではないのですが、商業音楽じゃできない音楽がボカロPにはできると思っています。
そういう変態に私はなりたい

閲覧数:1,395

投稿日:2010/10/21 14:58:55

文字数:421文字

カテゴリ:歌詞

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