愛を誓うのに 疲れすぎたのと
風船にこもる
耳障りな雨 抱き締められてた
貴方の胸から
月並みな嘘で 張り裂けるならば
麻酔をかけよう
優しくもなれる その崩れ落ちた
腕を拾い上げ
括らないで 五本の指には
五人の私が住んでた
貴方のすべてが
愛おしくて
しがらみに溺れてもよかった
手招く未来が
累卵の危うきでも いい と
少女の私は願った
娼女の私は乞うた
消女の私は祈った
正女の私は揺らいだ
笑女の私は 微笑った
縛らないで 五本の指には
五人の私が生きてた
貴方のすべてを
慈しんで
しどけない想いでもよかった
手に手を重ねて
累月の闇を見ても いい と
少女の私は思った
娼女の私は強請った
消女の私は悼んだ
正女の私は震えた
笑女の私は 微笑った
然様なら
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