ある晴れた日
野辺に咲く花散り
急ぎ行くのを眺めながら
いますぐにも枯れてしまい
遠くの土思い馳せて
風が出たらすぐにでも
届くかも知れないと
空仰ぎ悲しくなる

幾年、幾十、幾百、幾千
幾万経っても届きはしないと
幾人待っても千人待っても
本当は何も変わりはしないと知ってる

ある雨の日
置き去られた石
鈍く光り溶けるのを拒み
いますぐにも割れてしまい
遠くの波思い寄せて
風が出たらすぐにでも
届くかも知れないと
海想い寂しくなる

過ぎ去る季節は戻りはせずに
来るべき季節に至ることもなく
祈ることすら信じられずに
本当に何も変わりはしないと知ってる

遠い日の夏の雪
今年こそまた見れるかな
いつの間に忘れてた
もう夏は二度と来ないよね

ある晴れた日
野辺に咲く花散り
急ぎ行くのを眺めながら
いますぐにも手折ってしまい
実らぬ種焼き捨てて
雲が出たら雨を乞い
次の花咲かせようと
荒野見て悔しくなる

希望を滲ませ零れる言葉は
いまからここでもやりなおせないかと
幾年経ったら百年経ったら
本当は何か残せないかと思ってる

幾年、幾億、那由多、不可思議
無量大数届いて欲しいと
幾人待ったら百億待ったら
本当は何か変わると信じている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

遠くの土

オリジナル曲『遠くの土』の歌詞です。

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投稿日:2019/08/23 18:33:14

文字数:523文字

カテゴリ:歌詞

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