1A)
カレンダーめくれば キンモクセイ
もうすぐ今年も 夏が過ぎる
小川に染み込む 蝉時雨は
あなたの街まで 聞こえたかな

1B)
ラムネを片手に 眺めた空から
不意に降り出した 淡い通り雨

1S)
さよならの声に またねと返した日
肩を染めたのも 今と 同じ水色
どれだけ願っても 戻れないのだろう
思い出すほど じわり 濡らす夕立
募ってゆく

2A)
すかした向こうに 並ぶ背中
小さな影法師 柔く霞む

2B)
地面に広がる 雨雫模様
思い出のページ ふやけて破れた

2S)
幼い希望と 酷く脆い期待を
裏切り続けて それでも 止まぬ水色
こんなに願っても 何も変わらないまま
長い時間で 溜まった 雨水たちが  
流れてゆく

3B)
夕立があがり 広がる空には
虹が出ていた 橋をかけるように

LS)
底に残っていた ラムネを飲み干した
気が抜けていて ぬるくて 少し可笑しい
夜を待つ空 紫色に変わる
瓶に映った 頬に 薄い水色
冷たい風

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

水色

閲覧数:767

投稿日:2014/05/02 18:49:57

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました