あの日の空白まだ埋められずに
彷徨う 天鵞絨の空
御伽の国

綻び崩れる

微睡み 歪な 唄
紡いでいた
願いと祈りの糸
織りあげても
染み込み 滲んだ 嘘
隠せなくて
絡まる 想いの 意図
擦り切れてく

縋り 泣いても もとに戻れはしない
酷く歪んで変わり果てた結末
理想 空想 笑顔 なんて 幻想
ここにあるのは 錆びた涙つたう頰

密かに 咲いてる 花
摘み取っても
静かに 近づく 死期
色褪せてく
重ねた思い出 ほら
風化してく
後悔 満ちてく 四季
首を絞める

生きた証も ろくに残りはしない
星を編んでも 闇に輝きはしない
花を飾れど なにも埋まりはしない
奇跡 妄想 欲に 塗れた現実

いつか夢見た 色で溢れる世界
やがて目覚める うだる夜は衝動
ある日求めた 乾く心に劣情
今日も夢見る 御伽噺のおはなし



ひらがな

あのひの くうはく まだ
うめられずに
さまよう ビロードの そら
おとぎのくに

ほころび くずれる

まどろみ いびつな うた
つむいでいた
ねがいと いのりの いと
おりあげても
しみこみ にじんだ うそ
かくせなくて
からまる おもいの いと
すりきれてく

すがり ないても
もとに もどれ はしない
ひどく ゆがんで
かわり はてた けつまつ
りそう くうそう
えがお なんて げんそう
ここに あるのは
さびた なみだ つたうほお

ひそかに さいてる はな
つみとっても
しずかに ちかづく しき
いろあせてく
かさねた おもいで ほら
ふうかしてく
こうかい みちてく しき
くびをしめる

いきた あかしも
ろくに のこり はしない
ほしを あんでも
やみに かがや きはしない
はなを かざれど
なにも うまり はしない
きせき もうそう
よくに まみれ たげんじつ

いつか ゆめみた
いろで あふれ るせかい
やがて めざめる
うだる よるは しょうどう
あるひ もとめた
かわく こころ にれつじょう
きょうも ゆめみる
おとぎ ばなし のおはなし

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御伽噺(*)

応募用の歌詞でした。
もし興味を持たれた方がいればお声掛け下さい。

"夢を見ては現実に打ちのめされて、疲れる。
投げやりになって諦めて眠れたら…。"

閲覧ありがとうございました!

閲覧数:100

投稿日:2017/01/12 14:03:30

文字数:865文字

カテゴリ:歌詞

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