「ばーーーーーーーーーーーか!死ね、クオ!」






そうレンは吐き捨てていった。

倒れているクオの頭には激痛とレンの言葉が木霊し、残っていた。








今から、ほんの少しだけ時間を遡ると・・・・・・・






































「ん、何?レン」


突然クオの目の前に小奇麗にラッピングされた袋が差し出された。

少し躊躇いつつも、レンはごもごもといった。




「だって、今日は・・・・・・・だ、だから・・っ」


クオから見ると、もじもじしてトイレに行くのを我慢しているようにしか見えず、
とても可愛く思えた。

またその姿は、襲ってくれといっているようにも見えた。


一体何を考えているのだ自分は、と思いなおし
クオは目の前に出された物体に目線を合わせた。



「えっと・・・で、レンこれは一体?」


「だ、だだだ・・・だからっ!」




耳まで赤くなっている。



悔しい、可愛い。




このまま戸惑っているレンをずっと眺めていたかったが、
生憎・・・・クオは用事を頼まれていたことを思い出す。



「ごめん。悪いけど俺用事頼まれてるのを思い出しかたら、また明日聞くよ」



するとレンの表情が一変した。

まるで告白を断られた女子のようだ。




「え・・・・ちょっ・・・」



「ごめん、マジで急いでるから・・・・!」




そういって駆け出そうとした瞬間だった。












































「ばーーーーーーーーーーか!死ね、クオ!」















始めに話したところに戻るわけである。



そのとき丁度、差し出された物体をありったけの力で投げつけられた。


意外にも痛かった。

あとからガンガンとくるタイプの痛みだろうなぁと思いながら、
クオは倒れてしまっていた体をよいこらしょと起こした。



「・・・・・・?なんだろう、これ・・・」



綺麗に包まれた袋の中身を慎重にあけてみた。








中には可愛らしい小さなチョコレートが入れられていた。





「あれ?これは・・・・」



クオは必死に、今さっき起こった出来事を思い出す。










そして自分が重大なミスを犯したことに気付く。













「・・・・・あああああああ!」





忘れていた。




今日はバレンタインデーだ。





「あああ・・・・・悪いことをしたなぁ。
 レン、何を恥ずかしがってたのかと思えばこれを渡そうとしてたのか」







チョコレートを口に含んだ。小さなサイズだったので、一口で口の中におさまった。










「うん美味い」
 
と呟きながらクオは後でレンに土下座しよう、と思うのであった。









ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

2月14日

コラボで書かせてもらっているクオレンを、
こちらマイページの方へ持ってこさせていただきました~
・・・あれ?日本語おかしいよな・・(ぇ

バレンタインですね~^^私は友達からチョコもらいましたw
友チョコってやつです。チョコうまし←

閲覧数:298

投稿日:2011/02/14 19:33:45

文字数:1,232文字

カテゴリ:小説

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  • 鏡美

    鏡美

    ご意見・ご感想

    友チョコ良いよねっ!
    生チョコが大好きだよ~~~

    BLかと思ったら、何かピュアで初々しくて可愛らしい感じで素敵だと思…ってあれ、日本語ヘン?w
    土下座かぁ…さぁ、跪きなs(((ry

    2011/02/15 16:43:00

    • かたつむり

      かたつむり

      友チョコいいよ!!^^
      なんか男子からももらったよ・・・友・・・ですか・・・のようなww(ぇ

      パソコン禁止されてたよ???↓↓
      いやいや(( 日本語おかしくないよ!ww^^いやぁ・・・・バレンタイン・・恐ろしいイベントですな

      2011/02/26 19:20:08

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