nothing special

嗚呼、この世は実に楽しいのさ
夢みさせて台無しにするんだ
冷たい風はなくても
冷え切ってしまいそうなのどうして

さぁ、それではここで創り出すのだ
見えるもの全て巻き込んで
何もかも欲しくないから
大事なものだけとらないでいてよ、神様

溢れ出した情報とは裏腹に心だけが枯れた

やめて
くだらぬ言葉に愛想ふりまき生きるのも億劫ね
とめて
悲しさだけふりまく画面が毒素を孕んでいた

じゃあいつものように吐き出すのさ
美しく飾り付けて
この街にお似合いなんでしょう？
どれも綺麗に並ぶものばかりで
ねぇ、それでもここにしがみついて進むのは
可笑しく見えるかな
何もかも欲しくなっていくことが
悪いのか分からなくなっていく

閉じ込めた虚しさならいつの間にか消えたはずだった
運命とはいつも気まぐれで
寂しさを掘り起こすけれど

誰も止まらぬことに
焦りとともにどこか安堵して
揺れた心には
その声が一番染み渡るように響く

ああ、夢でも君に会いたいのさ
この気持ちを全部すくい取って欲しくて
言葉にできるまで待ってよ
間違えのないように伝えたくて

世界はいつもわかり合えないね
苦しみ報じるニュースならば消すだけ
だってほら、その笑顔を願うのが精一杯だ