もうすぐこの部屋ともbye-bye
旅支度の引き出しを開ける
するとね 奥の方でつっかえた
あの時間の 写真たち

どうしてかな…
手が 震えてるね
見たくて でも 見たくない
半透明な表紙の向こう 透ける
忘れてた過去の色


そっとめくれば ほら
time photograph


不思議だね
零れた言葉は 『久しぶり』
元気にしてる?笑えてる?
答え知るのは今の自分なのに

ゆっくりと想い出す景色
からから砂漠に墜ちた雨みたい
じんわり滲んで 少し痛くて
でも 懐かしい温もり

時の中置いてきた色
まだ残ってたんだね
そっと 指でなぞった



いつの間にか音信不通の友達
ケータイ取り出して電話してみる
するとね 無邪気な時に戻るの
光り始める 魔法たち

なにかに促されて
微笑みの時を旅してたのに
いきなりね
めくり続ける手が止まる
ただ一枚のプリクラから
目が離せないよ
何を見てるんだろう…
なかなか飲み込めなくて
自分の隣りで笑う誰か
あぁ この笑顔は…


不意にぼやけた
time photograph


そうだよね
あの時の想いは 嘘じゃない
終わったの 何もないの
消そうとしたのは自分なのに

一度嫌いになった景色
今更胸が苦しくなるけど
あの笑顔は今も
どこかで咲いている
そう思うと優しくなれる

時の中捨てたはずの色
まだ残ってたんだね
もう 捨てたりしない



いくつの時の仕切り超えて
いくつの時の扉叩いて
何を抱いて 何を捨てて
ここまで来たのかなんて
覚えてられないから

だから描くのかな…
time photograph



時間はね
止まることない雲と同じ
生まれた場所から遠い空で
ふわりと消えてしまうけれど

その前にね
零していくんだ 『久しぶり』
元気にしてる?笑えてる?
答え隠した今の自分宛てに

ゆっくりと晴れ渡る景色
からから砂漠に墜ちた雨たちは
じんわり滲んで 少し痛くて
でも 懐かしい温もり

時のせいにして破った色
まだ残っているんだよ
そっと つなぎ合わせて


またいつか写真重なるまで
しまっておこう
time photograph...
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

time photograph

 
んと…恥ずかしながら初投稿です^^;
といってもこの詩自体は去年描いたものですが…←

忘れかけていたものをふっと思い出す瞬間…
懐かしくて、でもなんとなく淋しいですよね。
 

閲覧数:110

投稿日:2009/10/21 20:32:25

文字数:918文字

カテゴリ:歌詞

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