さよならをするのは悲しい事と
教えてくれたのは大好きなあなただった
ありがとうすら言えないままの
ダメな僕の手を引く君の
背中は寂しげに見えたけれど
君の笑顔はいつもと変わらなかった

さよならは涙を連れてくるよと
教えてくれたのは悲しげなあなただった
自分の気持ちも言えないままの
ダメな僕の手を握る君の
震えはずっとずっと続いてたけれど
君の体温はいつもと変わらなかった

桜の舞う季節の君は柔らかな笑顔で
僕に手を差し伸べ握ってくれた
桜の散る季節の君が教えてくれた
僕たちはみんな独りじゃないことを

さよならをするときは泣いちゃダメと
教えてくれたのは涙を流したあなただった
手を伸ばすことすら出来ないままの
ダメな僕を抱きしめた君の
心臓の音は枯れ始めてたけれど
君は僕に何も教えてくれなかった

さよならよりも悲しい言葉はない事を
教えてくれたのは横たわるあなただった
声をかけることも出来なくなった
ダメな僕をじっと見つめたままの
君の目は段々暗くなっていくのに
僕の手は君に届かなくて

紅く色づき始めた季節の中で君は
窓からそれを眺めるだけになった
白さが紅を消してく季節の中で君は
僕の手を握ったままで動かなくて

君に教わったことはたくさんあるから
君に言いたいことがたくさんあるから
忘れないで
「大好きな君へ贈る歌」

さよならよりいい言葉があると
教えてくれたのは大好きなあなただった
僕たちにお別れなんてないと
教えてくれたのは大好きなあなただった
僕たちは独りじゃないと
教えてくれたのは大好きなあなただった

大好きな君へ贈る歌
大好きな君へ贈る言葉
「またね」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

大好きな君へ贈る歌

閲覧数:87

投稿日:2019/05/19 21:54:47

文字数:699文字

カテゴリ:歌詞

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