夜道を駆け抜ける
自転車全力疾走
がむしゃらに漕いだ足
赴くままに漕いだ
食いしばる歯の軋み音
赤くなる目の回り
見て見ぬフリしたかった
僕の本当の叫び
(……泣きたくない)
アンテナ張る毎日で
日課に必ず溜息が入る
そんなサイクル続きの日々
扉閉めたその時に鎖もつけた
もう、いいんだ。
足枷はもう解かない。
なだれ込んだ草むらに
流れ出した 認めたくないもの
頬を伝う僕のそれ
拭っても止まらない
疲れたと心のサイン
気付くのが遅かったのかな
それと同時に隣には
泣きじゃくった僕が居た
(我慢しないで、ね)
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