A1
明かりが五月蝿い
夜の街で
人の柵を見下ろす

静かな夜風に散らす羽根は
見えてないはずさ
きっとね

B1
時計仕掛けの営み
貴女はまるでお人形

ふわり飛び立つこの影
気付けたら攫ってあげる


S1
これは
貴女の嘆きを呼び込む歌
優しく囁く甘い言葉
迷えるその手を
引き寄せたら
容易く終わらせる

光を忘れた心なら
もう いいよね
月影に開く
この翼で貴女染める
黒く


A2
なれると信じた天使様は
おとぎ話の動物で

憧れたままに
燃やす日々も
時が進めば灰になる

B2
ここが貴女の終焉
お相手ならば務めましょう

二人飛び立つ 空へと
何色の星になりたい?

S2
これは
貴女の辛さに寄り添う歌
儚く瞬く命の価値
騙しの唇溺れるまま
眠りにつけばいい

役にも立たない
決意ならもういらない
粉々に割れた
魂ごと貴女奪う
白く


S3
一人一人と貫く
腕の中で
見えない鎌には
毒があるよ
綺麗に重なる今際の歌
朝陽を塗り潰す

頬に沿う涙
気付かない振りをして
今宵もひとひら
摩天楼に羽根が落ちる
黒く



【譜割り・()は一音分】

A1
あかりがうるさい
よるの
まちで
ひとの
しがらみを
みおろす

しずかなよかぜに
ちらす
はねは
みえて
ないはずさ
きっとね

B1
とけいじかけの
いとなみ
あなた
はまるで
おにん(ぎょ)う

ふわり
とびたつ
このかげ
きづけ
たらさらっ
てあげる


S1
これは
あなたの
なげきを
よびこむうた
やさしく
ささやく
あまいことば
まよえる
そのてを
ひきよせたら
たやすく
おわらせる

ひかりを
わすれた
こころなら
(もう)
いいよね
つきかげに
ひらく
このつばさで
あなたそめる
くろく


A2
なれるとしんじた
てんし
さまは
おとぎばなしの
どうぶつで

あこがれたままに
もやす
ひびも
ときが
すすめば
はいになる

B1
ここが
あなたの
(しゅ)うえん
おあいてならば
つとめま(しょー)

ふたり
とびたつ
そらへと
なにい
ろのほしに
なりたい

S1
これは
あなたの
つらさに
よりそううた
はかなく
またたく
いのちのかち
だましの
くちびる
おぼれるまま
ねむりにつけばいい

やくにもたたない
けついなら
(もう)
いらない
こなごなに
われた
たましいごと
あなたうばう
しろく


S3
ひとり
ひとりと
つらぬく
うでのなかで
みえない
かまには
どくがあるよ
きれいに
かさなる
いまわのうた
あさひを
ぬりつぶす

ほほにそう
なみだ
きづかない

りをして
こよいもひとひら
まてんろうに
はねがおちる
くろく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

摩天楼Angel

鎌を持つ天使の歌です。

閲覧数:229

投稿日:2012/04/05 14:04:37

文字数:1,128文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • ふーらい

    ふーらい

    使わせてもらいました

    歌詞の応募ありがとうございました。
    歌詞を使用させて頂きましたのでご報告いたします。
    素敵な歌詞をありがとうございました。
    また機会があればよろしくお願い致します。

    2012/04/06 19:06:44

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