■ P A N D R A


最後には希望が 残ってるって聞いていた
でも本当に残ってたもの それは
旅立ちという名の 別れのうただった

「本気で応援してる」って 
俺のことなんて何にも知らないくせに
そんな言葉が お前との闘いの はじまりだった

なびく風の色と匂い 土埃と太陽と空の中
本気の拳で殺しあった 言葉という言葉で血みどろになった


ただ風が吹いていた
殺すつもりはなかった ただ お前のことが好きだった


金色に輝くパンドラの箱 お前はそこに何を見ていた?
天に出航 皇船の椅子 それを俺らは取り合った

泣いていたこと 内緒だった
涙なんて ひとつも見せずに


心の底から 好きだった
だからお前は俺を殴った
だから俺はお前を殴った
こんな気持ち 知らないくせに


ただ風が吹いていた
殺すつもりはなかった ただ お前のことが好きだった


金色に輝くパンドラの箱 それをお前が開けたんだ
魑魅魍魎 希望の光 俺らは奴らと闘った

死にそうなこと 内緒だった
真っ赤なしずく 真っ赤な噴水
オレは何にも気づかないフリ


お前は何がしたかった?
どうしてそんなに憎かった?
命が終わる風景の中 何故オレに 闘いを仕掛けた?


わかってる
本当に欲しい物は そこにしか無かったんだ



金色に輝くパンドラの箱 二人の手で 蓋を閉めよう
もうすべて 終わりにしよう
誰ひとり 泣かないために


さあ今手を重ねよう
ゆっくりと僕ら ぬくもりの箱の中
命がけの魂を ふたり 静かに眠らせる


最後に箱に残っていたもの
それは 僕らが 決めていたんだ


命の終わりで聞いていたのは
はしゃぐ子供の俺の声 あれが最後の希望だった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】PANDRA

去年の12月に書いた歌詞です。
モチーフは信玄と謙信の恋愛っす(*^ω^)

曲に合わせてどんどん修正するよてい。

閲覧数:33

投稿日:2010/03/05 17:04:33

文字数:769文字

カテゴリ:歌詞

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