スウィングに弾み跳ねる音
右往左往メロディー投げかける
切りがないユーモアにまみれて
打ち込む今宵の気分
つたない言葉の発明に
カチカチ重ねて時を経る
ふと思うアイデアの終わりには
無駄な世界に住んでる

未だ終止線のない五線譜を繰る
それもいい身を委ねて
もっと伝えたい曖昧なんてない
思いを込め君を熱くさせるよ

紡ぐ音色の雨よ降り注げ
からまり絡まるハーモニー乗せて
リズムの中の衝動は
偶然なんかじゃない
聴いてねえほら指の先まで
すみずみ染みてく音楽の魔法
誘われる君の鼓動
ようこそ空想へ

ステップを刻み急かす足
右脳左脳メモリー不足です
切り札さえもなまくらで
仕方なく妥協をする
綱渡り理論の発言を
ピカピカひらめき飛び起きる
ふと思うアイデアの裏付けは
無駄に頭を抱える

今だ粛清の期ピアノロールを刳る
それだけで見透かされて
きっと伝えないお世辞なんてない
思うままに君は操られるよ

続く音色の風よ吹きそよげ
からくり絡くる歯車回る
イズムの中の騒動は
夢判断じゃ解せぬ
訊いてみてほら日々が裂けても
すみずみ癒えてく音楽の魔法
裏拍子にも君の声を
施そう幻想へ

型にはめたコード達は騒ぐ
白けた符頭はどこを見てる？

音色の雨よ降り注げ
からまり絡まるハーモニー乗せて
リズムの中の衝動は
偶然なんかじゃない
聴いてねえほら指の先まで
すみずみ染みてく音楽の魔法
誘われる君の鼓動
ようこそにFineを
効いてねえほら不協和音さえ
すみずみ変えてく音楽の魔法
十六夜までの物語
今こそ本当へ