サマーデコレーションズ

内向的で不安定な個人のメンタリティーを見せびらかせようとせず、シンプルに明るく、楽しい音楽を。と制作した曲です。思えば初音ミクをプロデュースする。ということを初めて意識していました。

結果として、既存のJ-popの焼き増しな空気に今まで以上に近づいてしまい、どっかで聴いたことあるよね。という後ろめたさもありますが、コード構成、ミキシングなどは今までで一番音楽的に聴けると思います。

自分だから作れた。と、その音楽から文脈が感じれること。それらをふまえて、聴く人が聞けばわかるものじゃなく、誰が聴いても楽しめる作品を、これからは目指していきたいと思います。

「サマーデコレーションズ」

季節の裏側から 時を重ね 雨と街を抜けて 海の傍へ
目に浮かべた景色だ 理想が ほら指先触れそうで

幼い頃 繰り返した グランド駆け抜けるように
時を忘れ 打ち上げて 太陽が落ちるまでの花火

このまま熱を抱きしめて 夏を彩る輝きみせて
それぞれの色を持ち寄り 始まりは盛大に　　
言葉のパズルを解くより 今は波風に体揺らせ
かけがえのない思い出に ひとつ飾られそうだね

見慣れた顔と空が どこか不思議
いつもと違うような 気がするから
照れながらも 赤らめ深く 笑みがこぼれ落ちそうになるよ

足の先から頭まで 「会おう！」に染まる今だけは
明日を忘れ 荷物を預け ここにしかない空気集めて

鳴り止まないリズムあわせ 響く胸騒ぎの足取りで
大切なことひとつだけ 目一杯楽しむこと
暑さと冷たさを混ぜて ひとまとめに体を潜らせ
加速する時の流れで 忘れられない名残りを

このまま熱を抱きしめて　夏を彩る輝きみせて
それぞれの色を持ち寄り　始まりは盛大に　　
言葉のパズルを解くより　今は波風に体揺らせ
かけがえのない思い出に　ひとつ飾られそうだね