旋風は躍る 木の葉が空へと昇る
幾里に続く草原が 波のようにうねりをあげて
私はカタチない探し物をしています
宛てもないままに 軌跡をなぞるのです

針のないコンパスが 夕陽に照らされ
蹴り上げた小石が私を導いて往く

何処に行こうというの 答えられない問い掛け
言の葉をさらう風に身を任せ流れる

霧雨は奪う 温もりを抱え零ちる
涙にも似た滴が この身を伝い地へと落ちる
私は誰を探しているというの
遠い記憶の中 朧な面影を見る

破れかけの地図に 記した想い出
標のない獣道も構わずに進む

何処へ行いけばいいの 答えのない問い掛け
言の葉をさらう風をただ追い掛けている

人はいつのまにか胸に空いた 
小さな穴を埋めるために旅をしている

何処に行こうというの 答えられない問い掛け
言の葉をさらう風に身を任せ流れる
何処までも行ってみよう 答えなんて知らないまま
何処かに忘れた自分という風をさがして

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

風をさがして

つきのわ氏の3/31付け投稿作品「【タイトル・歌詞募集】曲名未定【民族調】」[http://piapro.jp/content/med3uet696qgnonp]よりインスパイアされて書いた歌詞です。

・楽曲を耳にした時に自分の中で「風」「旅」「彷徨う」といった旅情的なイメージが想い浮かんだので、そのイメージを崩さぬようストレートな内容になりました。
・かなり抽象的且つ比喩的表現が多いです。あえて目標や対象をブレて示す事で、今回の旅というものがどこまでも限のないモノであると表現したつもりです。
・自分の中では好きな表現の仕方として、一番に晴れた雰囲気・二番に雨降りの雰囲気を出す事で、情景が対比的に見え、楽曲自体の静と動がよりはっきりとするように試みました。
・タイトルはストレートに全体に構成される風を添えたタイトルにしました。抽象的でありながら歌詞の内容を一言で言い表すタイトルだと思います。

* 前のバージョンに歌詞の読み仮名を置いておきます。

閲覧数:217

投稿日:2009/04/13 01:32:38

文字数:404文字

カテゴリ:歌詞

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  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    こんばんは。
    選考が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
    悩みに悩んだ結果、今回は朔夜さまの歌詞を採用させて
    いただくこととなりましたので、ご報告いたします。
    このたびは歌詞応募誠にありがとうございました。
    今後も歌詞募集することがたびたびあるかと思いますので、
    機会がありましたらよろしくお願いいたします。

    2009/05/03 22:28:55

  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    この度は、歌詞応募いただきありがとうございます。
    応募表明いただいてましたので、選考対象として扱わせていただきます。
    一通り目を通させていただきました。
    風が踊る様子、自然の描写、彷徨いながらも旅路へと進む私。
    曲の雰囲気にあう素敵な歌詞ですね><
    ただいま選考作業をしているところですが、
    皆様から予想以上にたくさんのすばらしい歌詞応募を頂きましたので、
    じっくり選考させていただきたいと思います。
    しばしお時間を頂きますが、よろしくお願いいたします。
    では、今回は応募のお礼のみで失礼させていただきます。

    2009/04/14 17:33:21

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