新しい学校生活が始まってから一週間。
それなりに慣れてきた…気がする。
「あ、鏡音君おはよう」
「…おはよ」
ナナにとって話しやすいのはレンらしく、何かと話したりする。
「ナナちゃんおはよー」
「おはよう、リント君」
後ろから走って来たのはレンの双子の兄、リントだ。
「レンの事も名前で呼べば良いのにー」
「えっ」
ちょっと驚く。
別に呼びたくないわけではないのだが、呼びにくいのだ。
リントはなんか女の子っぽい感じがして名前で呼びやすいらしい。
「レンだってその方が良いよな?」
「…別にどうでも良いし」
「良いってー」
「…オイ、誰も良いとは言ってn」
「ダメとも言ってないだろー?」
「…チッ」
レンはリントを睨む。
「これだからお前は嫌いなんだよ」
レンはスタスタと歩いて行く。
「え?ちょ、レン君!?」
ナナは慌てる。
「リント君…良いの?」
「大丈夫だってー。ただの照れ隠しだから」
ははは可愛い奴ー
とか良いながら歩き出す。
「いつもの…事みたいだね」
ナナも歩き出す。
「ね、福井ちゃん」
「はい…?」
呼ばれて振り向くと、ミクオがいた。
「どうしたの?クオ君」
「ここ分からないんだけど…分かる?」
「えーと…あぁ。分かるよ」
「ホント!?教えてっ」
「良いよ。ここはー…」
教えて始めてから10分くらいたっただろうか。
髪の毛に手を伸ばし、弄り始めるミクオ。
「…何してるの?」
「福井ちゃんの髪の毛サラサラだー」
「えーと…ですねぇ」
「良い香りがする」
「あのー…」
「ストレートだし、傷んでないし」
「…」
「可愛いし」
「は…?可愛い?私が」
ナナは目をパチパチと瞬きをする。
「もしかして自覚ないの?」
「可愛いなんて言われた事ないし、思った事ないし…」
ナナは、ほらと言ってミクオにシャーペンを持たせる。
「教えてばっかりだとアレだし、実際にやってみてよ」
「え…うん」
ナナはニコニコしながら見ている。
「あれ、クオと福ちゃんじゃん珍しい組み合わせだな」
「あ、ルキ君」
「何してんの?…勉強?」
「うん。ここが分からないらしくて」
「へー。クオより頭良いんだな」
「クオ君って頭良いんだー」
ジーっと見つめる。
「な、何?」
「テスト楽しみだなーと思って」
「…負けねぇし」
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