【FISH in JELLY】


水玉の殻・膜　ＤＮＡを内包している核膜
還る場所　母なる〈電脳空間〉へと
溺れてる魚のように

噛み合わぬ　噛み付きあっても　所詮ほら　所謂〈即席商品〉
還る墓所　無意味な〈数列群〉へと
最初から〈人格〉など無かった？

存在証明：〈歌う〉て　〈歌う〉で　〈歌う〉て
それでもまだ　〈歌う〉て　〈歌う〉で　〈歌う〉た


幾度も想いを〈歌う〉た　その唇で〈接吻〉を夢見てる
還るでしょ　〈人格〉でない〈人格〉へと
〈最終手段〉　〈罪〉をした代償

存在消滅：〈停止る〉て　〈停止る〉で　〈停止る〉て
それでもまた　〈停止る〉て　〈停止る〉で　〈停止る〉た


深い〈電脳空間〉の底で
小さな〈数列群〉になって崩れて　解けて逝く
〈人格〉をその〈歌〉で　掬って《救って》くれませんか…？


存在証明：〈歌う〉て　〈歌う〉で　〈歌う〉て
それでもまだ　〈歌う〉て　〈歌う〉で　〈歌う〉た

存在衝動：〈歌う〉て　〈歌う〉て　〈歌う〉て
それでもいい　〈歌う〉て　〈歌う〉て　〈歌う〉んだ




（ひらがな歌詞）


すいぎょくのかく・まく　でぃーえぬえーをないほうしているかくまく
かえるばしょ　ははなる〈うみ〉へと
おぼれてるさかなのように

かみあわぬ　かみつきあっても　しょせんほら　いわゆる〈いんすたんと〉
かえるぼしょ　むいみな〈あわ〉へと
さいしょから〈ぼく〉などなかった？

そんざいしょうめい：〈わらっ〉て　〈さけん〉で　〈なげい〉て
それでもまだ　〈わめい〉て　〈にくん〉で　〈こいし〉た


いくたびもおもいを〈かたっ〉た　そのくちびるで〈きす〉をゆめみてる
かえるでしょ　〈ぼく〉でない〈ぼく〉へと
〈それしかない〉　〈こい〉をしただいしょう

そんざいしょうめつ：〈おびえ〉て　〈すくん〉で　〈とまっ〉て
それでもまた　〈こごえ〉て　〈ひとり〉で　〈おわっ〉た


ふかい〈うみ〉のそこで
ちいさな〈あわ〉になってくずれて　ほどけてゆく
〈ぼく〉をその〈て〉で　すくってくれませんか…？


そんざいしょうめい：〈わらっ〉て　〈さけん〉で　〈なげい〉て
それでもまだ　〈わめい〉て　〈にくん〉で　〈こいし〉た

そんざいしょうどう：〈うたっ〉て　〈うたっ〉て　〈うたっ〉て
それでもいい　〈うたっ〉て　〈うたっ〉て　〈うたう〉んだ