桜散る頃にはもう
アタシはいないでしょう
殿方の癒やし番の
宿命でありんす

振れどやまぬ動きに
天の国が目にとまり消える
小さな声聞き取って
犯すには小さすぎる

泣いた肌がアタシの目を
隠しては離れる
赤子の手をひねられる如く
簡単に逝かされるわ


皐月の夜はまだ寒く
肌には残酷で
誰もアタシに気付かぬ
虚ろな目で睨む

どうぞ離れてください
アタシの首も解放されるわ
中に宿った小さな命も
枯れた桜のように

愛されていた
そんな幻を抱いていた
愛されてない、ただ繋がりたい
殿方の言い訳よ

桜散った
跡形もなく消え去っていた
愛してたのはアタシ自身よ
それ故に天の国
簡単に逝かされたわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

天国(あまくに)

閲覧数:48

投稿日:2012/04/23 04:23:13

文字数:300文字

カテゴリ:歌詞

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