Ａ１　
揺らいだ波間の　光を眺めた
遠いあの場所　ただ憧れているだけ
触れたら壊れてしまう、泡沫が愛しくて
Ｂ１
ときめく胸を止められないの
なにに換えても　逢いに行けるなら
魔法をかけて　痛む足に滲む涙で咲くように
Ｓ１
喜びの花を摘んで
集めて、そして贈りたい
教えて、知らないこと　きみのこと
なにもかも　きらきら輝いている　素敵な世界
Ａ２
眩んだ記憶に　涙を添えたら
二度と届かない空　千切れて流れてく
まぼろし消えないでいて、もう少し傍にいて
Ｂ２
軋んだ音は聞こえていたわ
耳を閉ざして　落ちて行く前に
きみを呼んだ、私の声はもう届かない
Ｓ２
悲しみの夜は深く
溺れて、息も出来なくて
いつから、忘れていた　愛の歌
もう一度、もう一度だけでいいの、お願い　どうか
Ｂ３
夢見る日々が朝に溶けても
きみを想えば、まだ歩けるから
呪いは解けてきっと祝福にかわると信じている
Ｓ３
叶わない恋と知って　それでも嵐を越えたの
例えば、最後の夜　きみの声
大好きよ、だからこれで良かったの。

さよなら　人魚姫