遠く 呼ぶ声は
入らずの森の奥を
影 踏み分けて
何処へと導かれる

少女らの歌だけがざわめく
獣さえ押し黙って 何を待つ

数多の願いは
秘跡に刻み継がれて
降り立つその座に
畏れられし者が坐す

遠く 呼ぶ声は
豊穣を祈る音色
影 碧い風
何処へと吹き渡るか

少年の射た鳥が告げるは
獣らも傅く方の到来

碧く冴える森 稀なる方を讃える
人よ 畏れて 祭れよ

数多の実りを
秘蹟により契る者
降り立つその座は
碧玉の森を映して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

≪応募用≫深緑の王座<不採用>

民の祈りに応えるは、森を駆ける碧い風。

Maharo様の素敵な曲に寄せて。
http://piapro.jp/content/45u4738xlqi7bth2

イメージは「森の王」です。
「民衆が豊穣を祈り森の王を讃える歌」みたいな感じで書きました。
人々が自然と共に生き、自然の恵みで暮らしていた時代なんかを思い浮かべていただけたら嬉しいです。

読み
入らず:はいらず
何処:いずこ
数多:あまた
坐す:ざす
傅く:かしずく
稀:まれ
讃える:たたえる
碧玉:へきぎょく

閲覧数:200

投稿日:2010/11/21 00:09:08

文字数:217文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました