昔々あるところに 鏡が一つありました
正直者の鏡だと それは崇められました

人の言葉信じられず 心塞いだお姫様
彼女を励まし救った 正直者のその鏡
揺るがぬ地位と名誉を 手に入れたお姫様ですが
彼女を貶めて抉る 正直者なその鏡

「他に何一つも嗚呼 取り柄がない私だから」
それさえ奪われるのは あまりに耐え難い
「あの子さえいなければ 私は取り戻せるのよ」
この世のすべての愛 再び手の中に

鏡が世界で一番 美しいと言ったのは
何処にでもいる様な 嗚呼、あまりに普通の娘
美しいお姫様には 傲慢の罪が似合う
小心者のお姫様 今となっては誰も信じない

正直者のその鏡は 自分に正直な鏡
真実を映すなんて 嗚呼、誰も言っていないのに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

正直者のその鏡

言うまでもなく風刺曲。

白雪姫の継母っぽい歌ですね。その鏡によって一躍ヒロインにされたり悪役にされたり、人は踊らされます。
彼女はその鏡に取り憑かれ人殺しまでしてしまうんですから、ああ、鏡って怖い怖い。

閲覧数:105

投稿日:2011/08/04 14:23:06

文字数:318文字

カテゴリ:歌詞

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