横丁を抜け数町過ぎれば桃源郷で 飴屋の口上 味なし
花色木綿で作った揃いのマフラー 巻き忘れたあなたと待ち合わせ

一歩二歩広がる差がもどかしい あなたとわたしは只のお友達?
公衆電話で長話 てのひら染み付く銅の臭気を消して

その心をわたしが汚すならただ芍薬のように落ちましょう
あぁ あなたの想いはいま何処 その優しい瞳がつらい

旅は道連れ あなたは空情け ひとり取り残されたわたし
町を飾る文明開化 月夜の洋灯 長くなる一日に何思う

雨宿り 濡れている頬にあなたは気付かない 今も明日に生きる

その心をわたしが汚すならただ芍薬のように落ちましょう
あぁ あなたの想いはいま何処 その優しい瞳がつらい
この一途な想いも夢の跡 いつかふとあなたの名前を探す
この悲恋は俗世の舞台裏 ほつれた毛糸が虚しく揺れる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】むいかのあやめ

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投稿日:2023/10/23 19:05:00

文字数:358文字

カテゴリ:歌詞

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