「ねぇ、笑って」 焦らせるメロディー
口元 隠した 薄布の奥の音(ね)
あぁ、かすれた いつだかのセオリー
虚しさ 無視した それでも抱えてた
明日を映し出す オレンジの向こう側
昨日を思い出せず ずっとうずくまる
平凡な日々に 入るヒビに 腐る君に この詩(うた)を
この詩(うた)を贈るから 目を開いて
さようなら あの春 青かったはずの春
滲(にじ)んだ思い 染み入るハンカチに
枯れ果て(←字余り)たはずの 涙が落ちるでしょう
ありがとうこの街 灰色に染まる街
隠れた星に 見えない太陽に
明日の空を 聞いてみるよ
「ねぇ、すくって」 溢れ出すメロディー
不安と 不満で 奏でる嗚咽の音(ね)
あぁ、忘れた しあわせなメモリー
「辛いよ」「非道(ひど)いよ」言えずに抱えてた
吹っ飛ばせ絶望を 五線譜の春風
不確かな旋律が 今日を描き出す
剣呑な忌みに 枯れた意味に 縋る君に この歌を
この歌を送るから 耳を貸して
明日に このまま 期待できず生くなら
白いカレンダー 埋め尽くす勇気を
この風に乗せ 白い帆に届けよう
昨日を このまま 許せずに眠るなら
孤独の円の 半径2m 飛び越えてほら 笑ってみせて
消えかけの思い出つないで 耳を塞ぎ目を閉じ
そんな今日を 許せるかな いつか
ありがとう この春 青く染め上げた春
滲んだ思い 染み入るハンカチを
胸に携え 明日を旅しよう
ありがとう(さよなら) あの春(そのまま)
青かったはずの春
昨日と今日の 摩擦で生む情熱
孤独の円を さぁ、空を 照らしてみせて
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