ゆるやか に なだらかに
まわたでくびをしめるよに
ぬるまゆに おぼれるよに
すいこんだ く う きが
はい から から だ を
お か す よ う に
ことのは の と げ は
ぜんしん に つきささり
かげをぬいとめ あし を
す く ま せ る よに
じわ り じわ り と
しに つづけ て い く
あす のわたしは
きょうのわたしをころして いきる
きょうのわたしは
きのうのわたしをころして いきた
そんなのしってた
でも それをしる
じぶんさえさっき
ころしてしまった
なにが わたしをころすの
あくい でも
きょうきでも
いんぼうでもさくりゃくでも
なくて
ただの たいだ
ただのたいくつ
ただのにちじょう
****
以下元っぽいもの。
緩やかになだらかに、
真綿で首を締めるように、
ぬるま湯に溺れるように、
肺に吸い込んだ空気が
身体を犯すように、
言葉の棘が全身に突き刺さり
自分の影を縫いとめ足を竦ませるように、
じわじわと私達は死に続けていく。
明日の私は、
今日の私を殺して生きる。
今日の私は、
昨日の私を殺して生きた。
そんなもの知っていた?
けれどその知識を持っている
自分でさえ私は先ほど殺してしまったの
何が私を殺すのか、
それは悪意でも狂気でも
陰謀でも策略でもなくただの怠惰である
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