夢の終わり

一部ミスってたので音源差し替えました。

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いつからか僕はふわふわと夢を見てた
いつの日かそれが風船のようにしぼんでいたんだ

目が覚めてここは真っ暗な砂漠のよう
そのくせ僕の足にはさっきの夢が巻きついて動けない

守るべきものが増えて重くなった体を
幸せの代償だとか言って切って捨てたって
本当は

ああ
諦めたくない夢を見ていた
夢を見ていたいんだ
ああ
路地裏に捨てた夢が
子犬のような瞳で僕を見るんだ

現実か夢かわからずに手を伸ばすと
気付けばもう僕は地に足がついていたんだ

いつだって僕は夢の中君を見てた
あれから僕の耳には君の声が染み付いて離れない

ぐしゃぐしゃになった欠片をリュックサックに入れて
手足を縛る感情を思いきって捨てたって
本当は

ああ
なつかしい声を覚えているんだ
覚えていたいんだ
ああ
自分で描いた夢が
呪いのようにとり憑いて動けないんだ

助けてくれよ

守るべきものを捨てて軽くなった体を
そっと伸ばした先に触れた君の手を握るよ

ああ
終わりにしよう
君と見るんだ
新しいその夢を
ああ
真っ白いペンで書いた
いつか信じた未来図を破り捨てた