透明な音を重ねて
半透明な言葉を交わした
確かなものが欲しいと
不確かな愛を重ねた
流れた星、
ひび割れた空からまだ続くような
真下に落ちるローラー その手が触れた様だった
魔法が解けた舞台で踊る亡霊の一人と
目が合った様な気さえする程に沈んでいく
差し出された手を握ろうとも
街の喧騒に溶けようとも出来ずに今日も
登る陽を閉じてまた眠った
ノートには薄くなぞって その音から遠く離れた
流れた星、
また霞むような光を見失った
赤い目を擦るローラー その手が触れた様だった
魔法が解けた舞台で踊る亡霊の一人の目から零れた想いが孤独に沈んでいく
さっきから聴こえてる誰かの
ドアの向こうで呼ぶ声も塞いで今日も
陽が落ちる頃に多分また...
流れた星、
ひび割れた空からまだ続くような
それでも綴るローラー その手が触れた様だった
魔法が解けた舞台で踊る亡霊の一人と
目が合った様な気さえする程に沈んでいく
差し出された手を握ろうとも
街の喧騒に溶けようとも出来ずに今日も
登る陽を閉じてまた眠った
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