白い皿の上に　何も無い時間が


あぁ　僕は今怠惰食べる　滴る無常
感情　熱くなるけど
真っ新な君との義務　心無い味に　思い出したよ
庭の　鮮やかな果実

ただ湛えた　正しいとは
梢につく花　君とのお別れ
丁寧にフォークを手に取った

オレンジのように弾けてた
粒々甘く苦く切ない日々だ
溜飲を拒んだ喉
まだ
オレンジのように弾けない
罪々軽く緩く解いた日々だ
回って踊ってはいさらば
まだ
何も無いよ


あぁ　僕は今感傷食べる　美味しくもない
庭の　オレンジ手に取って

ただ讃えた　正しくない
匙の計り方　矜持の持ち方
総じて君の愛し方を

オレンジのように弾けてた
粒々甘く苦く切ない日々だ
溜飲を拒んだ喉
まだ
オレンジのように弾けない
罪々軽く緩く解いた日々だ
回って踊ってはいさらば
まだ
何も無いよ


オレンジが口に弾けて
粒々少し君を許せる日々だ
溜飲を拒んだ喉
まだ
オレンジが口に残って
節々君の香り漂う日々だ
回って踊ってはいさらば
まだ
泣いているよ



読み（参考にお願いします）⇨
しろいさらのうえに　なにもないじかんが


ああ　ぼくはいまたいだたべる　したたるむじょう
かんじょう　あつくなるけど
まっさらなきみとのぎむ　こころないあじに　おもいだしたよ
にわの　あざやかなかじつ

ただたたえた　ただしいとは
こずえにつくはな　きみとのおわかれ
ていねいにふぉーくをてにとった

おれんじのようにはじけてた
つぶつぶあまくにがくせつないひびだ
りゅういんをこばんだのど
まだ
おれんじのようにはじけない
つみづみかるくゆるくほどいたひびだ
まわっておどってはいさらば
まだ
なにもないよ


ああ　ぼくはいまかんしょうたべる　おいしくもない
にわの　おれんじてにとって

ただたたえた　ただしくない
さじのはかりかた　きょうじのもちかた
そうじてきみのあいしかたを

おれんじのようにはじけてた
つぶつぶあまくにがくせつないひびだ
りゅういんをこばんだのど
まだ
おれんじのようにはじけない
つみづみかるくゆるくほどいたひびだ
まわっておどってはいさらば
まだ
なにもないよ


おれんじがくちにはじけて
つぶつぶすこしきみをゆるせるひびだ
りゅういんをこばんだのど
まだ
おれんじがくちにのこって
ふしぶしきみのかおりただようひびだ
まわっておどってはいさらば
まだ
ないているよ