A
まだ春は遠い 冷えた空の下
どこにも行けない私がいる
飲み込まれたまま 暗い海の底
二度とは会えないあなたがいる
B
悲しみに濡れた袖で 頬を拭っても
後から後から零れ落ちて
零れ落ちていく
S
返事をひとつください
苦しくないよって 元気でいるよって
じっと耳を澄ましているから
もう一度あの声を聞かせて

優しくて 優しくて
泣きたくなるほど温かい
あの声を

A
光を求めて 祈りを捧げて
疲れて凍える私がいる
季節は巡れど 景色は変われど
あの日と同じあなたがいる
B
あるはずもない奇跡が まぶたを焼いては
後から後から剥がれ落ちて
剥がれ落ちていく
S
返事をひとつください
大丈夫だよって 隣にいるよって
たったひと言だけでいいから
もう一度あの声を聞かせて

優しくて 優しくて
泣きたくなるほど温かい
あの声を

C
悲しみを忘れたなら
幸せを忘れたなら
あの日々を忘れたなら
そんな寂しい「もしも」を重ねて
私は生きています
今を生きています
あなたの代わりに、あなたの分まで
生きていきます

だから、最後に

S
返事をひとつください
安心したよって もう行くからねって
そっと耳を澄ましているから
もう一度あの声を聞かせて

優しくて 優しくて
泣きたくなるほど愛おしい
あの声を
あの声を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あの声を

閲覧数:524

投稿日:2017/07/25 13:05:42

文字数:560文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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