『閉塞世界』


息も絶え絶えの世界で目を覚ます
窓もないこの部屋の中で笑った
規則的適当な自堕落さゆえ
幻想さえも現実に

積み木崩しの様な暇潰しだけ
飽き飽きとした退屈に感情は
あるかどうかも解らないと思うよ
それでもどうしたら覚える?


思考回路は常に眠りの中で
意味の無い理論のパズル組み遊ぶ
ボロボロになった本のラストみたく
期待することさえ忘れたんだ

白い壁刻む理想郷(ユートピア)は
堰(せき)を切って 衝動止まぬ手から
空虚さを貶(けな)し塗り潰す
これが僕なのかー…

誰にも知られず息をし見渡す
真っ白な世界で描く 空(から)の鼓動
気付いて…


息をすることさえも忘れた時間
一心不乱に勢い任せて
不変的不規則を理由に変えて
空想さえも現実に

ガラクタだらけのおもちゃ箱の様な
この部屋に縛られ続ける理由は
片隅に捨て置かれてる人形と
何ら変わらないと知り得たんだ

散らばって折れた12色の
クレヨンとか戸惑い表してる
色付いた視界 佇んだ
無意識はねた熱

壊れて壊してひたすら溺れて
真っ白な世界で叫ぶ 満ちた鼓動
全てを捨てよう 此処から抜け出し
誰にも知られず息をし見渡す
世界に“サヨウナラ”ー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『閉塞世界』

綺麗な歌詞より若干汚れた歌詞を希望とあったので
くすんだ青と灰色がかった白い部屋のイメージが出来上がる

閉じ込められ、必要以上に与えられ、飼い慣らし飼い殺されて
必要性も存在意義も思考すら真っ白なまま、まるでこの部屋のようだ
堰を切った様に気持ちの悪い感覚に襲われ、目の前の壁をぶちまける様にグチャグチャにした
その壁の光景を見て初めて僕が”僕“だと、理解も説明も出来ないけれどそう“感じた”んだ
汚く塗り散らかされた壁が僕の心なら、きっと僕も汚れたのだろう
それが良い事なのか悪い事なのかは解らないけれど
その時初めて僕は、目の前にある現実というものをちゃんと見据える事が出来たんだと思う
さぁ、これから僕は何を成そうかー
とまぁそんな感じ


(過去記録)
http://piapro.jp/t/xUse
鏡音リン
投稿終了(選考落ち)

閲覧数:165

投稿日:2012/05/26 00:26:56

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

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  • エリーシャ

    エリーシャ

    ご意見・ご感想

    はじめまして、エリーシャ@とめと申します。
    今回は作詞して頂きありがとうございます!

    早速拝見させてもらいました。

    募集要項の注意書きを反映して頂きありがとうございます。
    歌詞の説明書きに くすんだ青と灰色がかった白い部 と書いてありますが汚れたとは実はそういう意味だったりします。素人ながら歌詞を読ませてもらいましたが、自分を見いだせない子供の物語、そんな印象を受けました。気付いて…というフレーズがオケのイントロと間奏のノイズ音と合っていて嬉しく思いました。ありがとうございます!

    今回、複数の応募がありました。勝手で本当に申し訳ないのですが選考という形をとらせて頂きます;締切後にまたご連絡しますので宜しくお願いします。

    2012/05/24 00:09:02

    • へっぽこなGrau(近況:生きてます

      へっぽこなGrau(近況:生きてます

      ご感想と合わせてのご連絡有り難う御座居ます(>ω<)
      お読み頂けて光栄ですw
      『自分を見いだせない子供の物語=子供→大人に至までのモラトリアム的な葛藤を混ぜた感じ』になっております(^^

      ご選考、色んな方々の応募作品も楽しみにこちらも読ませて頂いておりますw
      どうぞ曲に合った好い子探してあげて下さいませ?
      完成楽しみにしています!

      2012/05/25 19:41:14

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