vzyの投稿作品一覧
-
だんだんとモノたちが
見えなくなった僕に
大人たちは眼鏡を与えた
これをいつもかければ
何でも見えるようになるよと
僕はその言葉を信じた
でもね、つらくて
悲しくなったときほど
絶対君の目と心が見えないんだ
目を擦っても、嫌だともがいても...眼鏡ノ不一致
-
落ちて落ちて落ちてしまえば
君と会わずにすむのですか
君と僕は共に生きてる
その声は僕には届かない
幼い空想描いた君の脳と
夢ない僕の頭は繋がっている
だから君とはもう
わかりあえないよ
分かち合うこともあったかな
泣きあうこともあったかな...ぺいんとめるへん
-
a
さあさ踊りましょ
足踏み音頭
あのコの瞳は笑ってねえねえ
最後に遊んだのはだあれ?
ちゃんとお片づけしましょね
b
塗り固められた泥は落ちてく
せっかく褒めてほしかったのに
乾いた泥の塊は...健全ぱーきん
-
悲しみの世界がある
それが相対したとして
僕は誰と生きたいんだろう
砂埃混じりの風
君と仰ぎながら歩くよ
ありがとって言わないで
笑った顔を見せないで
君の悲しみが見えてしまうから
手をぎゅっとにぎって
無責任をぶつけるしか...迎え風
-
目が眩む
あれ、溶けているのか
微かに形を残したままに
1,2の声を聴いて抱く
略されたリアルと積もる期待
むこうの人たち騙し合う
きっと僕達は溺れ死ぬ
涙も乾かぬうちに次のSHOW
JELL MAGIC
嘘で固められた真実を...JELL MAGIC
-
また1つ
後ろ向いて言った
伝えることも伝えないまま
苦しいよ
息もしないまま
呼吸困難な僕の歌、歌うよ
聞こえてる鼓動のまた奥
波打つたびにさらっていく声
どこまででも響いていて
僕の邪魔をする悪魔の手...I know~
-
【A】私に住み着く王女は
気晴らしにショッピングで
笑っているの
【B】私にしがみつくミミズは
見えない光求めて
這いずってるの
【C】どちらが美しいなんて
決まってるけど
最後までわからないかもね?
【サビ】...王女様とミミズの選択論
-
色あせた景色を眺め
「いつかは」そう呟いた
なんにも変わらない町
なんにも変われない僕
あの子もその子たちもみんな
つまらないって思わないの
こんなことがしたいんじゃない
こんなことで楽しまないよ
誰かに頼りたくないし
頼られる人間じゃない...いつもといつか
-
いつものあなたと時間が過ぎてく
その時を狂わすような
黒色に染まるあの言葉
どうして時間は止まったの?
身動きのとれない縛り方をしたの?
ああ、黒の世界の中
あなたと卑怯者の残像
「お前じゃない」そう言うのは虚しく
息詰まるような空気を舐めた
これ以上もう何もないでしょう?...美華
-
【A】
紅い指輪
積みたてた折鶴
性に合わない言葉なんていらないから
深い孤独
絶え間なく耳鳴り打つ
聞こえるはずのない足音だけを探す
【B】
君の香り
その温もり...華火
-
雨が降っていたから
今日はお外に出てみたよ
見えないこの目で感じ取り
わずかな隠れた腐敗臭
地べたを這いずり生きてたボクは
この地でもまたのたうちまわるの?
引き返すこともできないままに
干からびて
踏まれて
終わりですか 笑...人類ミミズ化問題
-
なんで生きてるの?と聞かれたら
存在価値のためだけに。
キラキラを身に着けたって
ボクが輝いてないと意味がない
帰り道思った
そこで笑ってるあなたたち
ボクが生まれてこなくても今ここで
笑っていたんですか?
世界をみわたせばボクなんて
ゴミみたいな小さいもの...ムゲン索引
-
夢中になってついた泥汚れ
それは簡単におちました
つい不注意でついた油汚れ
頑張ってもおちませんでした
変化のかけらもない私の人生(せかい)
そんな私のTシャツはいつも綺麗です
汚したらおちないかもしれないでしょ
そんな私は実行できない怖いです
低空飛行で生きてるのに
なんでか歩いていても転んじゃう...洗剤機能
-
諦めの悪いその衝動
繰り返すのならばいっそ呪ってやろうか
抑えの効かないこの狂想
思い返すのならばいっそ呪って下さい
痛々しいメロディが響くこの空間で
苦痛をケラケラと嘲笑う
私は何も聴こえない
消えかけ間近の18本ロウソク
私を染め彩る18年浮遊物
忘れさせてよこの異物感...18年目ロウソク
-
ちゃんと背筋をのばして生きてきたはずなのに
気がつけばいつも下を向いて歩いてしまうんだ
ちゃんと前を向いて歩いてたはずなのに
虚しく残った足跡を省みてばかりいるんだ
明日起きたらなにもかもがリセットされるんじゃないかって
眠ろうとしても、どうにも怖くて寝付けなかった
手を伸ばしても誰かに取られてしま...ボクイズム
-
まわりをみていると苦しくなる
話していても、聞いていても
ずっと瞳を閉ざし偽りの仮面をはめていた
自分を嫌悪し呪った夜
地球滅亡っていうけれど
もう私の柱は折れたまま
とっくに世界は終わってる
モノクロ見据えるこの目では
いっそ空気の一部になりたいと
そう叫んだのはいつだった...ミザル
-
淡く輝くその感情と
締め付けるような憎悪感は
混ざるといとも簡単に分離した
君が成功したら自分のことのように喜んだ
それは本当?
君が成功したら心臓が勝手に熱くなった
これは本当。
ぬかるんだまっさらな土に足跡をつけて優越感
その背中を見上げて
-私を愛して-...矛盾人格
-
君に一言言っとくよ
今までずっとありがとね
だけど君を見る日がもう来ないといいな
ゴールの手前にいる君がいっつも私の視界を塞ぐの
先行く人混みかき分けたいのに私の手を縛るの
どうして
どうして
どうして
どうして
矛盾点だらけじゃないですか...生存狂想曲