最近の投稿作品 (88)
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夜空に響く
固く目を閉じたなら 遠くに君が見えたんだ
すぐにぼやけてしまうんだけど この温もりは君のものだ
祈りや願いだとか 風に消えてしまった後に
奇跡というより何気ないように 君はただそこにいた
壁に映った黄昏の色が 暗闇に飲まれないように
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僕はずっと希望を探していた
せわしない朝 僕はどこかへ向かってた
雑踏 喧騒 電車に揺られる毎日
永久に続くような時間の隙間をくぐり
向かいのホームにもういない君を探した
君は覚えてるか ただ未来を見つめ 歩んだ日々を
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僕の心は揺れていたんだ
あれから何度も雨が降って あの頃の僕は流されてった
朝が来るたび 感覚が 過去のことを忘れてしまってく
それでもいつか全てが上手くいく ばらばらのピース
繋がる瞬間を見届けるまでは 諦める そんなことができるわけない
あの時芽吹いた感情の渦 未来に託した気持ち
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それでも僕は白い羽を描く
君が堕ちる前に僕が堕ちよう そうすればいつかきっと君をつかめる
君を傷つけるものは全部敵だ そこに善悪なんて ありはしないんだ
君を信じることに理由なんている? 僕を盲目だってみんな笑うけど
全てが切なく 先が見えなくなって どうしようもなくなった果てに僕はいる
心は脆く 弱く 壊れやすく 自分を否定する
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光るトンネル
風に揺れてる花みたいな そんな儚いものばかりだ
それでも僕は君の中に 優しい世界を見つけたんだ
君が軽快に去っていく景色が 今も僕の胸の奥つっかえてる
奇跡だとか運命だとか そんな言葉では足りない
寂しい時は小声だった 嬉しいときは小躍りした
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SQUEEZE
雨の日々 心は求めないよ それがいい その方が楽なんだ
毎日が何気なく過ぎ去って それはもう まるで山手線みたいなんだ
だけど君がいたあの頃 どうしようもなくぎゅっとなった
一人だけ一人だったと 君は口をとがらせた
あの時 本当は 寂しかったんじゃないのか
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渇望
君は夜空に瞬く星のように 静かで綺麗だ
君は笑うだろうが 僕にはそう見えたんだ
確かに君が言うように世界が争うことなどないよね
清らかさを無知と汚すならば何を信じればいいのか
綺麗事を並べた花壇 時々立ち止ってしまう
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スイングバイ
どんなに目を凝らしても 夜空には光はなかった
それでも僕を包んだのは 木漏れ日のような君の笑顔だった
君を原点にした僕の スイングバイ今でも彷徨う
丁寧に君がたたんだ あの頃の時間が心に流れてる
誰か君のことを 傷つけていたりはしないか