ra霧音飴

私は君が好き
私も君が好き
バレてはいけない思いを
心の中に秘めてる
それでもいつか来る
この思いが君に
気づかれるのが
分かっていたけど
その時はやって来たの
ダメだよダメだよこの思い...

だれかが諦めた
その瞬間スロウにしてあげる
ゆっくり落としてく
それがあたしの役目
嫌なことも辛いことも
死にたいってことも
誰にも言わず呑み込んで
苦い味する
それが積み重なって
心がいかれた時に...

甘ったるいキャンディを舐めている
午前3時の街
あなたがくれたキャンディが
星とちらついた
生ぬるい胎動を起こしている
そこは地獄だった
目覚めた前には
正しさを間違えた世界
夢かと思ったら現世で
あたし背を向けた...

現実の世界からかがみの世界まで
行けたらいいな、って思うこともあるんだ
ああ怖い怖い怖い怖い
部屋のかがみから
そこには似たような
境遇の子がいた
オオカミに食べられそうになる
かがみの世界
願いを叶えるそんな夢魔法
信じてみたいと...

消えてしまった影を追い
冷たい頬を撫でてみる
何を糧に生きたらいい？
私たちは
ふっと泳ぎだした魚を眺めた
気持ちよさそうに泳いでいた
流れ出した海は語り出す
「ここにいないで会いに行って」
どこへ行き何をしても
世界には空洞があった...

「自殺した2年生の幽霊が泣いているらしい」
ひとりで歩く夜の校舎は頼りなくて
扉が開きっぱなしの屋上から聞こえてる
悲しい声につられた
誰かが泣いてた
クラスで生きられなくて
こんな世界なんてと復讐のように飛びました
大人は気づいてくれない
ずっと叫んでいたことを
自分に無関心だったクラスメイトが泣...

頬に一粒 右手に二粒落ちるは冷えた雨
額に三粒 心に四粒浮かぶは要らない情
知らない知らない知らないさ
言わない言わない言わないさ
心から溢れる感情は 感情は感情は感情は
毒針を刺し閉じ込めた
暗い水底に閉じ込めた
どれだけ足掻くもここからは出られないさ
陳腐な日々を灰色列車で一気に一気に駆...

幸せを消さないで
「私だけ息をする」
こんなのはあんまりね
いっそいっそ消えたら？
「私が息をするよりも
あなたが生きてた方がいい」だなんて
今までみてた夢があの悪夢がさ
をりをりに霞んで、言うには
「いい兆候」だってさ
波に呑まれては消える小さな記憶...