ねぇ 目を開いて
           見て この姿を
              ねぇ 動いて
                この手を握り締めて

       遥かな空は歌う
           黒衣に身を隠して
              それには意味などなく
                      ただ流れて

          落ちてゆく 赤く燃える陽が
        揺れる君の火と枯れるその息を連れて


           ねぇ きみは言った
                崩れた手をかざして


        その目で夢の果てを見て


           消えてゆく

         巡り吹き荒ぶ砂と時の中
              意味は逆らえず
 
              無機の両手で目を隠す
         決して夜に沈まぬように

      灰と森羅が降り積もる
            褪せた景色の果てにわたしは一人

       月の光に照らされて
             熱を無くし眠る君は
                 流れの先に何を思う


            声を望むも今は遠く






             どうして溢れる
               この目に限りなく


                ねぇ
                許して

        今でも見えはしない
         私に消えぬ意味をその答えを


                    むせ返る

                       響く


      幾何の中啓く双曲に咲く進化は無間を超えて



          揺れる


       滲む世界に君を呼ぶ
            決して熱を無くさぬように

          焼けた心を引き剥がす
               褪せぬ音色に歪む命が一つ


            薄れる視野はなお白く
            焦げる記憶はなお暗く

        濁る淋漓を胸に抱き
              脊を凍らす夜は遠く



      礫に影を落とす時よりも高く
               期して自在の羽


                   私は生まれた

         行くわ
                燐火の花
 

       今も止まらない
          流れ落ちる滴に映す

                  赤い月


                   消えぬ風に溶けて  

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

エメオラ

閲覧数:175

投稿日:2010/05/22 03:28:36

文字数:1,215文字

カテゴリ:歌詞

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