お兄ちゃん、まだ起きてる?
ごめんねこんな時間に。今日のこと謝っておこうと思って
どうしてもはずせない用事があったから、お兄ちゃんにおいしいご飯作ってあげられなくって
本当にごめんね
ううん気にするよ!
だってお兄ちゃんいつも僕の晩御飯楽しみにしてくれてたんだもん
作り置きも考えただけれど、お兄ちゃんにはやっぱり作りたてのお料理食べてもらいたかったから
でも大丈夫。明日からはちゃんと作るからね。別にお兄ちゃんのこと嫌いになったとか、そういうわけじゃないよ。ホントだよ。
どっちかっていうと・・・
えへへううん!なんでもない、何も言ってないよ、本当になんでもないから
あ、そうだお昼のお弁当どうだった?いつもと味付けを変えてみたんだけど
そっかよかった。口にあわなかったらどうしようって思ってたんだけどこれで一安心ね
もう、そんなの気にしなくていいよ。家族なんだから、ね?
料理とか洗濯とか僕のとりえってそれくらいしかないし、
それにお兄ちゃんはいつも僕の料理をおいしそうに食べてくれるんだもん。僕だってがんばっちゃうよ!
ところでお兄ちゃん
さっき洗濯しようとして見つけたんだけど・・・
(コトッ)このハンカチお兄ちゃんのじゃないよね
誰の?
ああ分かった!あやせさんのハンカチでしょ!匂いで分かるもん。それでどうしてお兄ちゃんが持ってるの?
ええ!?
お兄ちゃん怪我したの!?そのときに借りたって!怪我は大丈夫なの!?
うん
うん
はっ
うん
そっか、たいしたことなくてよかった
あのハンカチについてた血、お兄ちゃんのだったんだ・・・ちょっと勿体無いことしたな・・・
こんなことなら血のついた部分だけ切り取ってから棄てればよかった
あ!
ううんなんでもないよ!ただの独り言だから!
そういえば最近お兄ちゃん
帰りが遅いよね
図書室で勉強?
ああ、あのおとなしそうなクラスメイトの人でしょ?知ってる
でもあの人っておとなしいっていうより、暗いよね。あんな人と話していたらお兄ちゃんまで暗い性格になっちゃうよ
・・・お兄ちゃん
昔は僕の話ちゃんと聴いてくれてたのに、最近はあまりきいてくれないよね
それに僕とも遊んでくれなくなったし、学校に行くのも、あやせさんといっしょに行こうって言うし、あんな人どうせお兄ちゃんのことなにもわかっていないんだから!!
お兄ちゃんのことを世界で一番分かっているのは僕なの!他の誰でもない!僕!
(ガシャン)
あ、ごめん。どなっちゃって
お兄ちゃんがそういうところでにぶいのは昔からだもんね。分かってるよ
それはそうと
今日の晩御飯どうしたの?
そっか外食したんだ
お金わたしとけばよかったね
それで
一人でごはん食べたの?
ふ~ん
ひとりで食べにいったんだあ
(スンスン:鼻の音)
やっぱりあの女の匂いがする。お兄ちゃんのうそつきぃ!!
(ドカ ダン)
ねえどうしてそんな嘘つくの?お兄ちゃんいままで僕にそんな嘘ついたことなかったのに!
そっか、あやせさんのところにいってたんだ。へーえ手料理食べさせてもらったのお?それはよかったねえ!
(ドカ!)
お兄ちゃんは優しくて、かっこよくて、でもちょっと雰囲気に流されやすいところがあるのは分かってた。
でもお兄ちゃんはきっといつか絶対僕の気持ちを分かってくれるって思ってたから、ずっと我慢してたんだよ?
それなのに、僕にかくれて浮気ってどういうこと?信じられない!!
やっぱりあの女がいけないのね。幼馴染とか言ってお兄ちゃんにすりよってくるけど、結局は赤の他人じゃない!あんな奴にはお兄ちゃんを渡さない、渡すもんですか!
たとえ幽霊になってでてきても、また始末すればいいんだもんね
え?
どういう意味かって、そのままの意味に決まってるじゃない。お兄ちゃんにすりよってくる意地汚い女どもはみんなもうこの世にいないのよ
ほら、私の手、かいでみて?
ちゃんと綺麗にしてきたから、あいつらの匂い全然しないでしょ?
うん、そうよ、今日お兄ちゃんの晩御飯を作れなかったのは邪魔な女を片付けてきたから
だってえお兄ちゃんにがあんなのいらないもん。お兄ちゃんのそばにあんなのがいたらお兄ちゃんが腐っちゃうわ
お兄ちゃんを守れるのは僕だけ
お兄ちゃんは僕だけみていればいいの
それが最高の幸せなんだから
(ガッチャ ガッチャ:よく分からない音)
どうして
どうしてそんなこと言うの?
お兄ちゃんはそんなこと言わない!僕を傷つけるようなことこと絶対いわないもん。そんなのお兄ちゃんじゃない!
(ドガシャーン)
ああそっかあ
あいつの料理食べたから毒されちゃってるんだあ。だったらはやくそれをとりのぞかないと
ああ、でも料理を食べたってことは口の中もあいつに毒されてるんだよね?食道も胃の中も、内臓がどんどんあいつに毒されていくんだ
じゃあ僕が綺麗にしてあげなくちゃね
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